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「美女と野獣」と中古本と「スガンさんのヤギ」

近くの映画館で「美女と野獣(La Belle et la Bête)」が上演されるらしい。ディズニー映画じゃなくて、ジャン・コクトーのを(1946年の作品)観たいんだけどなあ。フランスではamazon primeで残念ながら視聴不可。

手元に「フランス語で読む5つの物語〜美女と野獣・青ひげ 他〜」(滝田りら)という本があります(日本で購入したもの)。原語と翻訳を見ながら読めるフランス語の独学書で、これは中古本。書込みがあります。

中古本の楽しさはこの書込みを目にした時。赤線が引かれてたり、メモ書きが添えられたり。ちなみに、この本には最初の2ページくらいまでに鉛筆で書込みがあります。フランス語部分に自分で辞書を引いて書き加えられたと思われる日本語が書き添えられていたり、êtreとavoirの半過去の活用が余白に書かれてたり。・・・・わかる、わかる、この気持ち。

そして、3ページ目からは書込み一切なし。・・・・わかる、わかる、この気持ち。

書かれた字の感じからすると、きっと女性なんでしょうね。丁寧な書込み。

私自身、古本市とかでフランス語の原書を読めもしないのについつい衝動買いして、「2ページまで書込みあり」にしたまま放置した本、何冊もあります。

いつかフランスの古本市で、日本語が書き込まれた古本をフランス人が手にすることがあれば、それも貴重だと思うけど多分フランス人には迷惑だろうね。


「フランス語で読む5つの物語」の5つ目の話は私の好きな「スガンさんのヤギ」。その最後のページに描かれたヤギの後ろ姿のイラストがとても印象的でした。朝倉めぐみさんのイラスト。


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