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幻想と色眼鏡

幻想のこと

人は何かしらの色眼鏡で世界を見ています。
この色眼鏡とは偏見のこと。

眼鏡のレンズに色がついていると、正しい色で世界を認知する事が出来ません。
身近な例でブルーカットライトがありますね。
オレンジ色の画面で青の光を遮断するのです。
想像に容易いと思います。

この色眼鏡の色は、偏見、思想、自分自身の経験から学んだ事など、色々なものが入り混じっています。

この中に、幻想というものもあると私は思っています。
これは、思い込みの事です。
よく、思い込みが激しいと言いますね。
引き寄せの法則を起こすには思い込みが必要であると。
これは真っ赤な嘘で、どんなに個人が強く願い、思い込んだ所で望むような出来事はやってきません。

コツコツ積み上げて、その結果こそが夢を果たすという事です。

これを言ったらお終いなのですが、思い込みが激しい方というのは夢を見ているのです。


例えば人について。
アイドルは直訳すると偶像崇拝です。
個人のこと、本髄など何も知らないのに表面の様子だけ見て、自分の理想像を押し付けます。
これが、幻想ということ。

配偶者、恋人、家族、友人、知人。

何かしらの幻想つまり自分の中の理想像を押し付け、その姿を見て何らかの感情の起伏を覚えます。

そうして喜怒哀楽を発生させて人間付き合いをし、人生を謳歌していくのです。

摩擦や衝突もあるでしょう。
これは仕方の無いことなのです。
己の理想と少しでも外れた。
それだけの理由で人は一喜一憂します。

そうやって感情を積み上げていき、関係を維持・構築していくのです。

嫌なやつだと思ったら切る。
SNSでは簡単なことですね。
実生活ではとても難しい。
良い所もあったりするのでその人を見直す。
そうやってバランスを取って、なんとか社会を渡り歩いていきます。

社会とは、人と人との関係の城の事。
両親と子。
学校。
会社。
国。

全てが全て「社会」であり、人間関係について考えていかなければなりません。

とりつく島もないとはこのこと。

故に人は一人の時間を必要としますし、他人を暇潰しの道具としてしか見ていない場合などは何かと声をかけたりアクションを求めたりします。


ただ、恋慕や慈愛は別です。
触れ合いたい。
話をしたい。
手を握りたい。
抱きしめたい。
見ているだけで幸せ。

これは人間の摂理。

だからこそ。
好きになったからこそ。

色眼鏡や見た目の偏見や言葉の違いを取り去って、目の前にいる相手と愛し合いたい。
触れ合いたい。

写実。
そのままを見る事。
本人の全てを全くの色眼鏡無しで見る。
そうやって愛しあえるのは理想ですね。

でも、写実を求めてはいけません。
それは完全には無理だからです。

欲しいものがこちらに夢を描いている時。
その時はそれを利用してしまいましょう。
結果的には不幸が待っているかもしれません。
夢敗れても、その人が好き。
その気持ちは本物でしょう。


また、自分自身が相手に対して夢を見ている場合もあります。
好意、嫌悪軽蔑、呆れ、たかを括るなど。


人を好きになるとは、難しいものです。

どうすれば落ち着いた関係を築いていけるのか。

心の器を大きくすること。
許容範囲を広げる事。

それで無理なら、本当にダメだったという事です。



私の守護霊は、私の人生全てを見た上で結婚を申し込んで来ています。
何を言おうが何を見ようが誰と付き合おうがです。
このコラムの内容を見て、早くぼくのところへおいでと言ってきます。
死後、私は彼に娶られてしまうのです。

そういう事もあるんだと思って、人生に希望を持ちましょう。

多少は夢を見つつ、なんとか生きていきましょう。

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