卓球における攻撃の基本は「前に出ること」と考えられます。
サッカーもそうですが、
ゴール正面に近づくほど、シュートの角度は広くとれるようになり、
ゴールから遠ざかるほど、シュートを打てる角度は狭くなります。
キーパーや、相手のラケットに、
ボールを弾き返されないためには、
広い角度で打ち分けられる方が有利と言えます。
前に出て打てば、相手が反応できる時間も短くなりますし、
左右の角度だけでなく、卓球の場合は打点も高くできます
(上下の角度も広くできる)。
もちろん、前に出るということは、
攻撃側のミスも出やすくなるということなので、
リスクを取って、前に踏み込んで攻めるか、
後ろにちょっと引いて、確実に入れにいくか、
という選択が、卓球では大事になってくるように思います。
(その選択がスタイル化しているのが、前陣速攻や後陣カットとも言えるし、
水谷選手のような、中〜後陣の粘り強い守備も代表例🏓)
張本選手の前陣バックハンド
前陣の丹羽vs中後陣の水谷
日本1位 vs 世界1位
野村監督のID野球(皆がざっくり言ってるところを、突きつめて考える)
(卓球のカウントにも応用できそう)
2023アジア大会 男子シングル準々決勝
終盤に足がつってしまった張本選手
(実況解説では足がつったのだろうと言っていたし、
映像でもそのように見えたが、
各種記事では足を痛めたという表現をしている。)
10分間のメディカルタイム中に、マッサージだけでなく、
張本選手はメシを食ったのかが気になる。
(ウイダーゼリーとか、カロリーメイトとか)
足が攣る原因のひとつに、ガス欠(エネルギー切れ)が考えられます。
人間がメシを食い、呼吸をするのはATPを沢山作りたいからなのですが、
体内のエネルギー通貨とも呼ばれるATPが作れないと、
体の中の多くの化学反応が止まってしまいます。
筋肉が収縮するにはCaイオンが必要ですが、
筋肉を緩めるにはCaイオンを回収せねばなりません。
ATPが不足すると、Caイオンを十分回収できなくなるので、
筋肉が収縮しっぱなしになると考えられます(例:死後硬直)
(水分が不足しても、体内のイオン濃度が高まるので、攣りやすくなるのかも)
(エネルギー補給できないときは、せめて深呼吸すべし。
酸欠で脳がすぐ死ぬのも、ATP不足が関係。
ATPを大量につくるには酸素が必要。)
ラグビーW杯のハーフタイムで
カメラが選手のいる部屋をちらっと映している時、
メシを食っている選手がいなさそうに見えますが、
前半の40分間で、あれだけエネルギーを使っているのだから、
エネルギー補給をしっかりしておかないと終盤にガス欠を起こすと考えられます。
卓球も7ゲーム制の長丁場では
水分補給だけではなく、エネルギー補給が必要になってくると思われます。
(手っ取り早いのはウイダーゼリーだろうか)
神経活動にはNaイオンも大きく関与しているわけので、
汗とともに抜けていく塩分NaClを補給することも大事です。
マラソンランナーを見習いましょう。
食べ物は、人間の体にとって「異物」なので、
それを利用できる形に変えるために「消化・吸収・合成」が必要です。
その過程でエネルギーを消費するので、
食べすぎるとかえって疲れたり、ダルくなったりこともあります。
試合のハーフで、現状の疲れ具合ならば、
どれくらいの量を食べればちょうどいいのか、を把握できるのも
大事な能力だと思います。