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ショップ店内で垣間見るエベレスト

エベレスト、誰もが知っている世界一の標高を誇る山です。標高は確か・・・8848m!!知ってますよね。

もちろん私もエベレストのことはよく知っています。登ったことはありませんが。

世界中の登山家を惹きつけてやまないエベレスト、ものすごい魅力であふれていますが、その一方で多くの登山家の命を飲み込んできた山でもあります。

エベレストの山頂に立つことがいかにすごいことかということは、多くの書籍で語られています。登ったことはありませんが、エベレストに関するブログ記事もいくつか書いています。

エベレストについては、普通の人よりははるかに詳しいと自負しています。

しかし、ある日のバイトで、そのエベレスト登山の凄まじさを目の当たりにする出来事があったのです・・・何があったのか?

私の担当売り場は基本的に登山靴です。

日々多くのお客様に登山の試しばきをしていただき、ご購入いただいています。

もちろん登山靴だけではありません。普通のスニーカーに近い靴もあれば、クライミングシューズもある。割と幅広く取り揃えています。

その中からお客様の要望に応じて適した靴を提案しているわけです。

その日私が対応したお客様は、なんとヒマラヤのマナスル登山のツアーに参加するというのです。

ツアーに備えて、ある靴を事前に注文されていました。その靴が、ラスポルティバというメーカーのガッシャブルム2という靴です。

この靴、登山靴の割には異常に長く、そして紐履でもありません。見た目は長靴のようにも見えますが、それにしては見た目がゴツすぎる!

この靴自体どうやら扱いが難しいとのことで、ショップの先輩に対応をお願いして、私はそれを傍で勉強させていただくことにしました。

そしてお客様がその靴の試着する様子も見てみると・・・その凄まじいまでの防寒システムに驚愕したのです。

まず、この靴は完全に二重の仕組みになっています。

もはや分厚い靴下、などというものではありません。完全に靴です。マトリョーシカのように靴の中に靴が入っているのです。

中の靴を外へひっぱり出してそれを履く、そしてそのまま外側の靴の中に突っ込んでしっかりと締め込む。

締め込む際の機能も紐ではなく針金のようなものです。ダイヤルを回して針金を締め込んでいくといった感じです。

最後に、外側の恐ろしく頑丈なマジックテープをしっかりと締めて完成。

靴を履いたお客様の足はもはやモビルスーツ!この靴でエベレストにも対応するという雪山用登山靴の最高峰です。

「これがエベレストに登る人の足かぁ・・・」

その履き心地に満足し、靴を脱着してレジへと向かうお客様。

エベレストというものを目の当たりにした私は、ある種の感動をもってお客様を見送ったのでした。


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登山家であり、登山ガイドであり、コピーライターでもある私。そんな私の趣味は登山と文章作成。そう!趣味がそのまま仕事です。「趣味が高じて仕事に!」数年かけてそれを実現させた私のメルマガ、ぜひともご一読ください!(ブログはこちら→http://yamanobori1216.com
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