七五三(2022.11.19)
・体重69.5kg
・禁酒125日
今日は長女(3歳)の七五三で、関アジ関サバで有名な佐賀関にある早吸日女(ハヤスイヒメ)神社へ皆で出かけた。どこかへ出かける際、うちはだいたいギリギリか、少し遅刻する事が多いが、今日は時間に余裕をもってでかける事ができた。すごい進歩だ。
一時間もかけて神社へ到着すると、妻の両親が先に着いていて、予定より早いがお参りをしてしまおうということになった。あまりに早いので大丈夫かなと思ったが、受付へ行くと全然OKだった。
蛸断ちの願掛けと、神武天皇の東征伝説が残っている由緒正しき早吸日女神社。その荘厳な拝殿でご祈祷を受けた。が、長男(7歳)は落ち着かないし、中に入らず義父と外で待つ次男(1歳)は大声を発してうるさいしで、色々申し訳ない気持ちになった。
お参りが終わると境内の鳩に嬉々としてエサやりをする子供ら。鳩にとってはパーティーのはじまりのようなもので、方々から鳩がやってきてはエサに群がっていた。そしてその様子を物陰から見守る猫。茶色と黒のなんとも言えない模様をした猫が姿勢を低くしてゆっくりと鳩に迫る。そしてそれに気づき、猫を威嚇する子供と義母。義母(この前左手を骨折してまだサポーターが取れてない)が猫を追い払おうとする様子を見て「猫バーサスばぁば」と言いげらげら笑う妻。曇り空の下、人間、鳩、猫が織りなす平和な風景。
お参り後、妻の実家へ。子供ら3人は「じぃじばぁばの車が良い」と言い、皆そちらへ乗った。取り残された私と妻は近所のスーパーへ買い物へ行くことにした。
車から降りる際、「あれ?」と思う。なんだかすごく身軽で楽だ。そこでようやく気付く。「子供が誰もいない」。
普段、子供抜きで私たち二人が買い物することなどほとんどなく、必ずどっちかが子供の面倒を見るために車に残る、もしくは全員で車から降りる。
車から降りる際の、靴をはかせる、チャイルドシートのベルトを外す、ドアをぶつけないよう周りに注意する、抱っこ紐を装着する、ベビーカーを出して子供を乗せる、などの事を一切しなくて良いのは普段と比べるとびっくりするくらい楽だった。
身体的な身軽さは精神的な解放を促す。なんてことない海辺のスーパーの品々が私たちに微笑みかけているように思えた。見えるもの全てが輝いていて、店内BGMはまるで讃美歌だった。妻もいつものドスの効いた口調から一転、新婚みたいに優しく軽やかに、歌を歌うように言葉を紡いだ。そうして楽しくなった私たちは苺や白菜やタコを購入した。
それから妻の実家で、私たちはささやかなお祝いをした。子供たちは皆無茶苦茶楽しそうで良かった。私は人手が足りてる様子に安心して、ソファで少し眠った。
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