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金曜日が好き(2024.06.20)

寝てた。

夢を見ていた。夢の中で私はスパイだった。VIVANTの影響が今頃になって私の夢に現れている。子供か。

そして私は杜撰な諜報活動をしている。酒を飲んでいて、「あ、これ飲酒飲酒運転じゃん」と思っている。ひどいスパイだ。

起きてから、書く事が全然思い当たらない事にまたぶち当たる。いくつかの逃げの手段を考えるが、あまり上策とは言えない。もう一人の自分が「おまえ馬鹿じゃないの」と言ってくる気がする。出来ない。

私は今右上に表示される文字数カウントを横目で見ながらこれを書いている。今237文字書いた。あとせめて700文字は欲しい。700文字でどこかにたどり着きたい。それがしょうもない場所でも良いから。




金曜日が好きだ。一週間で最も好きな時間が仕事が終わって家へ帰るまでの道中かもしれない。家へ帰ればいつもと同じでイライラし続けている妻と、傍若無人な子供たち(特に次男)がいて、振り回されるに決まっているのだが、無条件でその時間帯は心が浮き立ってしまう。

しかしこれが土曜日の夜くらいからテンションが下がってきて、日曜日の朝はだいぶトーンダウンしている。視界がどんよりし始める。声が響かない。足取りが重くなる。

そんな事を書くと猶更その事を自己認識して、負のサイクルに陥ってしまって良くないんじゃないかと思うので、もうやめとこうと思う。ただ、「金曜日が大好きで、これからまっさらな金曜日が始まる」という事実だけに目を向ければ良い。

結婚前、まだ熊本に住んでいる時に行きつけのイタリアン居酒屋みたいなところで「金曜会」というものをやっていて、金曜の夜になるとどこからともなく老若男女、多種多様な人たちがその店のカウンターに集まって自然発生的な飲み会が始まるという素晴らしい会をやっていた。私はその頃自由を満喫していた。可処分所得もふんだんにあった。

翻って今、自由はなく、使えるお金も全然ない。しかし「金曜は楽しい」という心身に刻まれた記憶と経験だけがある。とっくにガス欠だけど、坂道を下る車がアクセルを踏みこむ必要がないように、ブレーキをかけなければこの緩い下り坂をだらだらと下り続ける事ができる。

楽しい楽しい金曜日。どうか皆さま良い一日を!(921文字)



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