#炭酸が好き(2024.08.01)
初めて炭酸を飲んだのはいつだっただろうか。
多分小学生の頃だったと思うけど、覚えていない。ただ、それを思い出そうとすると炭酸CMでよく見るような夏の抜けるような青い空と女子高生が頭に浮かんでしまう。
甘くない炭酸が良い。お酒を割るにしろそのまま飲むにしろ、甘くない炭酸が好きだ。炭酸をこんなに好きになるとは思わなかった。炭酸は強ければ強い程良い。
どこかのCMじゃないけど「刺激以外は、いらんのだ」というのは私の気持ちをストレートに表現してくれた言葉だと思う。キャップを空け、ペットボトルを傾け、その強い刺激そのものの炭酸を喉に流し込む。その瞬間、私は布袋や間宮祥太朗になっている。なっているのだ。
あまりに炭酸が好きすぎて、家で炭酸を作れるソーダ・ストリームを買った。強炭酸を手軽に作れるので最高だった。朝イチ、強炭酸をコップ一杯グイッとやると目が覚める。
この酷暑においても炭酸はやはり良い。うだるような暑さの中、立ち寄ったコンビニで強炭酸のドリンクを買う。もうその見た目だけでも気持ちが、涼しくなるようだ。
車に戻ってそいつを飲む。無数の炭酸の粒が喉を駆け抜けていくのが分かる。全国の暑さを伝えているラジオの声や、シートの熱が遠のく。有難い。
炭酸、あのつぶつぶのシュワシュワがなぜこんなにも私に刺激と幸福をもたらしているのだろうか。炭酸。嗚呼、炭酸。炭酸があれば私はそれだけで良いのかもしれない。もう炭酸の事以外考えられない。
「刺激以外は、いらんのだ」
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