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ズレ(2023.08.10)

「あ、自分はズレてるんだ」

と思うことがしばしばあって、最近になってそれに気づかされるようになった。なぜか?それは毎日このnoteを書いていることで、自分の事について客観的に見る事ができるようになったからなのかもしれない。

いやいや、ズレてるのは前から重々承知していた。しかし努力の果てにやっとこさ普通の人になり得たのではないかと思っていた。しかし先日行った「認知の歪み診断」というやつで、実は私が認知している現実には歪みが強く生じている事が分かった。リンクを以下に貼るので、興味のある方はやって頂くと良いと思う。

なんでこれを知ったかというと、毎週楽しみに訊いているポッドキャスト番組「墓場のラジオ」で先日この「認知の歪み」について取り上げていたのだ。

「人間になりたーい」という妖怪人間ベムの悲痛な叫びのごとく、私は普通の人間みたいになりたいと長年願い、ようやくそれっぽくなったと思っていたが、この「認知の歪み診断」でどうも私の認知・認識している現実というのは私というフィルター(色眼鏡)を通した歪んだものであるという事が分かった。依然として。

と言う事は、私の物差しは狂っているという事で、すなわち私自身も多かれ少なかれ狂っているという事を意味する。まぁどのくらいまともな人間が現代日本にいるのか甚だ疑わしいが、「普通の人間」を目指した結果、そんなものはどこにもなかったという悲しくも滑稽な、落語みたいなオチではないかと思う。

まっすぐな線は引けない。まん丸の円も書けないけれど、歪んだ線というのもそれはそれで味があると思う。思いたい。

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