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第2回大大分美味い物大会(2023.02.04)

節分の余韻がまだ色濃く残る今日。

風邪はまだ私の中に居座り、あらゆる声、感情、匂いなど諸々を鈍重で腐ったような塊に体内で変換する。

なんとかそれを外に出すまいと心掛けるが叶わず、時々棘のある言葉や態度を周囲にまき散らしてしまう。

しかし午後から義姉、遅れて義父母が来て、あらゆる美味い物、楽しい物を与えてくれた。家の中がぱっと明るくなり、皆一様に嬉しそうだった。ケンタッキーやピザ、ケーキなどをそれぞれ頬張り、新しい(楽しい)おもちゃで皆で遊んだ。

午前中に飲んだ安価な薬が午後になってようやく効き始め、まるで悪意みたいな眠気に襲われた。私は布団も敷かずに、厚手の毛布をひっかけて畳の上に横になった。「人手は足りてるから昼寝しても大丈夫だろう」と私は読んでいた。そしてそれは概ね当たっていた。一応私が風邪をひいていた事も大目に見てくれた一因であるかもしれない。決め手は長女が毛布に潜り込んできたこと。私たちは一つの毛布で長い昼寝をした。

大勢の来客があるにもかかわらず、犬の幸子は今日はあまり吠えなかった。さすがに顔を覚えたのか、それともどこか体の具合が悪いのか、とにかく有難い事だったので、夕方は少し良い方のペットフードをあげたらほんの一寸の間で食べてしまった。もっと味わえば良いのにといつも思うが、犬にとって一気に食うことが何よりの快感なのかもしれない。私は犬の事は実はちっとも知らない。

今日も、私は誰かの生活・行動の一部だった。この家の臓器の一つのようだった。機能不全ではあるものの、あらゆるものを分解し、消化して、吸収または排泄した。

せめて自分の意思で、温泉にでも行きたかった。友人の飲みの誘いも断ったのだからそのくらいは許されると思った。しかしもうその気力がない。体力がない。寝よう。明日は良い働きをしたいと思う。

関係ないけどこれを書きながらずっと聴いていた曲。すごく良い。

おやすみ~~

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