唐揚げみーちゃん（2023.07.20）

うちでは鶏の唐揚げをいかに美味く作れるかが一種のステータスになっており、夫婦で唐揚げ作りを切磋琢磨している。そして唐揚げを作るとお互いの評価をとても気にしている。

私は今袋小路に迷い込んで、ここを抜ければ次のステージへ辿り着けるような気がしているのだが、妻はじわじわと腕を上げて流派的には私の弟子ではあるのだが、いつのまにか私を抜いてとても美味い唐揚げを作るようになってしまった。

昨日のやつは完全に店レベルで、そんなものはないけど「素人唐揚げコンテストin別府」なるものがあったら普通に優勝できるだろうというものだった。目指すべき宇佐の「太閤」の味にけっこう近づいている。皮の活かし方が絶妙だ。作り方を聞いても「毒を入れてる」と言って何も教えてくれないが、毎回何らかの工夫をしているはずだ。

「店出したら？」と私は妻に冗談まじりに言う。妻はまんざらでもなさそうで、いつか別府に「唐揚げみーちゃん」がオープンするかもしれない。