見出し画像

夢のような時間


暖かい光が差し込む “春” が近づく一方で、
肌寒く、どこか寂しさを感じる季節になりました。
うまく言葉にできない、少し複雑な気持ちのこの時期。
みなさんはいかがお過ごしですか。
 
はじめまして、こんにちは。
国際政策学部 2年の、権守七映です。
今日は、私にとって挑戦であり、大事な思い出となった経験をお話しようと思います。
 
突然ですが、みなさんはシンプソン大学をご存知でしょうか。
アメリカ合衆国アイオワ州に位置する、1860年に創立された大学です。
 
私たちは先日、そこで行われた語学・文化研修に参加させていただきました。
2月下旬 〜 3月上旬の、2週間にわたる出来事でした。
 
このnoteでは、最後の2日間のことを書いていきます。
 
3/4(土)
 
この日は、車に乗せてもらって、皆で映画を見に行きました。


 向かったのは、Jordan Creek Mallというアイオワ州で一番大きなショッピングモール。すごく広くて、見たことのないお店が沢山並んでいて、歩いているだけでも楽しい場所でした。 ポップコーンとドリンクを持っていざスクリーンへ。 




足下を自由に動かせる椅子で、家にいるときのような、リラックスした感じで映画を観ることができました。
選んだのは、鬼滅の刃!(英語では、Demon Slayerというそうです)
有名な作品ではありますが、まだじっくり見たことがなかったので、私にとって初めての経験となりました。
字幕が英語だったのが印象的で、日本の作品をそうやって楽しんでいることに不思議な感じがしました。
 
映画の後は、ショッピングをしました。
ご飯を食べたりもして、すごく充実した時間を過ごせました。
 
寮に帰ると、ルームメイトが星を見に連れて行ってくれました。
 


本当にきれいな星空だったので、うまく写真に残せなかったのが悔しいです。
でも、ルームメイトと沢山話しながら、最後に一緒に時間を過ごせたのが嬉しかったです。
手紙も渡すことができて、すごく幸せな時間でした。
 
3/5(日)
 
とうとう日本に帰らなければならない日が来ました。
キャンパスとも、仲良くしてくれたみんなとも、一度ここでお別れです。
朝3時の出発でしたが、松山先生やコーリー先生をはじめ、いろんな方が温かく見送ってくださいました。
 
シンプソン大学で過ごした毎日には、人の温かさにふれる瞬間が本当に沢山あり、
だからこそみんなと離れることが寂しくて、涙が溢れてしまうときが何度もありました。
でも、帰らなければなりません。
 
飛行機のなかで考えました。
自分がこれからどうしたいのか、そのために今私ができることはなにか。
すごく大きな目標だけど、いつか絶対実現したいことでもあります。
 
窓から見える景色がとてもきれいで、頑張ろうと決意した私を応援してくれているようにも感じました。
 


ここからがスタートです!
 
 
夢だったのかな、、、
家に帰って目を覚ましたとき、率直にそう思いました。
 
ルームメイトと過ごした時間も、
ついていくのに必死だった授業も、
みんなでプレゼンをやり遂げたことも、
向こうでできた友達も、
ちゃんと自分のなかに残っているのに、どこか幻のように感じたのです。
 
でも携帯を開くと、
そこには沢山の写真と、私に、私たちに贈られた温かい言葉がありました。
そして自分の心のなかにも、
本当に沢山の思い出と、新しくできた目標があることに気づきました。
 
”ちゃんとここにある”
 
そう思えたときは本当に嬉しかったです。
 
出発前の私は、足を踏み出すのが怖いくらい、緊張と不安で溢れていました。
でも今では、そんな気持ちが嘘だったかのように、
挑戦して良かったなという気持ちと、ポジティブな感情で一杯です。
 
この経験を通して学んだこと。
築いた繋がり。
全てを大切に、そして力にして、これから頑張っていきたいなと思います。
 
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。