台湾研修レポート【輔仁大学編】
人間福祉学部福祉コミュニティ学科2年の三輪ひかるです。今回は台湾研修三日目の様子をご紹介します。
ホテルで朝食を済ませ、電車で揺れること約30分。新北市にある輔仁大学に到着しました。
まずはキャンパスツアー。留学センターの方の案内で広大な大学を散策します。校舎や学生寮以外にも面白い施設がたくさんありました。例えばこちら。
学生によってバザーが開かれていました。かわいいアクセサリーや豚の耳を使ったおつまみなど、輔大生の様々なアイデアが集まっています。
続いては大学内にある幼稚園。そこで私の印象に残ったものは大きく二つあります。
一つ目は観察スペースの存在です。園内には園児が集まる教室を窓越しに観察できる設備がありました。大学の授業の一環にもなっており、研究者が利用することもあるそうです。ちなみに園児の側からは曇りガラスになっていました。
二つ目は園児が遊ぶ様子です。
皆さんは絵を描くとき机に向かいますよね。ところが私が見かけた子どもは、パーテーションに貼り付けた紙に向かって、立ったまま筆を動かしていました。書きづらそうにしている様子はありませんでしたが、とにかく私の目には新鮮に映りました。
そしてその子の後ろでは、女の子が大きなお盆に唐辛子のようなものを並べていました。
後に全員で確認をしましたが、どういった遊びなのかは未だ定かではありません。この記事を読んでいるあなた。輔仁大学付属幼稚園に足を運ぶ機会がありましたら、確かめてみてほしいです。
それ以降も、輔仁大学に留学している県大生の田村さんが加わり、プログラムは終盤に差し掛かります。待ちに待った日本語学科の学生さんたちとの交流の時間です。
私たちからは山梨県の魅力を紹介しました。つい最近授業で山梨県について調べ学習をしたらしく、皆さん山梨県に興味津々でした。質問もたくさんいただきました。例えば「ほうとうのおいしいお店は?」、「岡山と山梨の桃の違いは?」などです。
輔大生の皆さんからは大学近くのおすすめスポットを教えていただきました。大学内で売っているタピオカは、食品科学学科が提供しており、無料の日があるそうです。
その後、県大生と輔大生、5~6人のグループをつくり、日本語で交流を深めました。
私たちのグループのテーマはずばり“おすすめの台湾のお菓子”。いろいろなお菓子が話題に上がりましたが、中でも印象的だったのが、「乖乖(グァイグァイ)」というお菓子です。
私が「昨晩ホテルで赤い袋の乖乖を食べたよ~」と話をしたら、一同口をそろえて「赤はだめ!絶対緑!!」とのこと。訳を聞くと、台湾には緑色の乖乖をコンピュータにそなえる文化があるそうです。乖乖は「お利口さん」という意味。機械がエラーを起こさない(ランプが正常作動の緑色になる)ように、未開封の緑色の乖乖をそばに置く習慣があるとのことでした。台湾のユニークな習慣を知ることもでき、有意義な時間となりました。
講義をしてくださった先生方、案内をしてくださった職員並びに学生の方々、ありがとうございました。