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歴史を感じたイギリスでの日々

皆さん こんにちは。国際政策学部国際コミュニケーション学科3年の古屋里乃です。私は二月二十日から十日間イギリスのロンドンとヨークに研修旅行として訪れました。今回のnoteでは研修旅行の内容と私が感じたことについて記そうと思います。

研修旅行は国際理解演習(英国)の一環として行われました。私は英国美術、特にラファエル前派の絵画に興味関心があったので、15回の授業を通して英国美術に焦点を当てて調べ旅行や学習の計画を立てました。ラファエル前派について勉強している私にとって欠かせないのはテート・ブリテンです。この美術館にはラファエル前派の絵画が多く貯蔵されており、絵画の繊細さや儚さを自分の目で確かめることが出来ました。何百年も前の絵画が非常にきれいな状態で残されていることにとても感動しました。ラファエル前派の絵画が展示されている部屋に入った時の厳かで神聖な雰囲気を今でも忘れずに覚えています。


大英博物館:様々な国の歴史的貯蔵品が多くあった。


テートブリテン:魅力的な絵画ばかりで、一日中ここにいたいと思った。

イギリスの美術館は展示されている作品だけでなく、建物にもこだわりが見えました。作品の雰囲気に合わせた壁の色や、天井・柱の装飾にイギリスの美術に対する思いが垣間見えました。美術館のほかに、博物館にも足を運んだのですが、たくさんの学生が学習をしたり先生に絵画についての説明を受けていたりするのを見て、小さいころから美術が身近にあり、世界的に有名な絵画を実際に見て学べることは非常に羨ましいと感じました。美術館によっては入場料が無料の所もあるので誰でもどんな時でも訪れやすいと思います。

また、イギリスではどこを歩いていても歴史を感じることが出来ました。特に建物に歴史を感じました。というのも、イギリスは日本と違い地震が非常に少ない国です。そのため何百年も前から存在している建物を維持することができます。ヨークでは、壁のひびが入っている部分にガラスを挟んでおき、ひびが広がった時や建物が傾いたときにそのガラスが地面に落ちることで劣化や修理の必要に気づくことができるということを学びました。古くからの建物を維持するためにされている工夫に感心しました。歴史ある建物がたくさんあるため、ゴーストストーリーも有名です。実際にヨークではゴーストツアーなどが開催されており、たくさんの人々がそのイベントに参加していました。私も、ヨークを案内してくださったスターリング大学の先生からいくつかゴーストストーリーを教えてもらいました。ただ怖いだけでなく、歴史的な出来事があったり少し悲しさを感じるものもありゴーストストーリーの面白さに気づくことが出来ました。
どこを歩いていても、どのお店に入っても歴史を感じられるイギリスの街は映画のようでした。私はその映画の中の登場人物の一人になったようで、非日常感を毎日感じることが出来ました。


ロンドン・ヨークなどどの町でもこのような歴史的建物が多く存在していた。


    ヨーク大聖堂のステンドグラス。一枚一枚をじっくり見るのには多くの時間が必要!    


  ヨーク大聖堂の外観。朝から鐘が鳴り響いていて素敵な一日の始まりを迎えることができた。

 日本を一度離れて、色々な体験をしてみることで自分のこれからの人生について考えたり、価値観を広げたりするきっかけを作ることができたと思います。短い期間でもたくさんの刺激を得ることが出来ました。海外に行こうか迷っている人は、どんな形でもいいので一度勇気を出して行ってみることをお勧めします。ここまで読んでくださりありがとうございました。