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上野原について(地理・人口・移住など)

こんにちは、上野原推しの小俣です。
畑のじゃがいもがもう少しで収穫時期なのですが、それを待ってましたとばかりに毎晩イノシシの群れがじゃがいも目当てにやってきては、ロケット花火で追い払うという連日連夜眠れない日々を過ごしています。(本当の話です。)

余談はさておき、私のミッションは、上野原を含む近隣エリアの情報発信ですので、まずは「上野原ってどんなところなの?」なのかを何回かにわけてお伝えしていきたいと思います。
※あくまで、私の視点です。

新幹線通ってません!笑

県外(特に東京)の方と話をすると、
「家どこですか?」
「山梨なんですー。」
「え?新幹線ですか?」
「いや、新幹線通ってないですー!何なら新宿から中央線1本で山梨まで来れますよー!」
という話をもう20年近く繰り返してますが、山梨単位でその扱いなので、上野原?どこ?的な場所になっているのも仕方ない。
もはや甲府のほうの人ですら、正確な上野原の位置を把握していない人もいるはず笑

上野原の地理

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そんな上野原は、山梨県の最東端に位置し、市の北部は東京都、東部は神奈川県に面している。
新宿からはたった60kmしか離れておらず、中央道の渋滞がなければ、車では1時間弱で上野原まで来れる。
昨年には談合坂スマートインターも開通し、上野原西部へのアクセスも良くなった。

また、電車でもJR新宿駅から中央線で1時間強と都内からのアクセスは良い。(高尾駅から3駅目が上野原駅)  
上野原駅の1日の乗降客数は、約1万人と山梨県内では、1位甲府(約3万人)2位大月(約1万500人)についで多い。
都内まで通勤している人も多数いるが、それだけでなく近隣地域から上野原へ通勤する学生が半分くらいは占めていると思われる。
数年前までは朝と夜だけ特急が停車していたが、利用者減少のせいなのか現在は停車しなくなってしまった。

ちなみに、上野原から甲府までの距離も約60kmくらいとほぼ新宿と同じ距離である。富士山の麓の富士河口湖までも約50kmと1時間弱の距離である。

人口減少

まさに山梨の玄関口となっている上野原であるが、人口減少は著しく現在約2.2万人となっているが、ここ20年で約8000人(20%)減少している。
高齢化も急激に進んでおり、65歳以上の方の割合は35%を超えている。
そんな高齢化に拍車をかけるように、若者の転出(ほとんど都内への転出)が増え、このままでは様々なことが成り立たなくなってしまうだろう。

若者が転出してしまう理由としては、
・就職先が少ない(選択肢が少ない)
・東京に近いがゆえに地価がそこまで安くない(市街地の場合)
・買い物できる場所が限られている(スーパーやホームセンターしかない)
などが上げられると思うが、やはり一番は「仕事」でしょう。

とにかく、生活をしていると子供も含め若者が減っているのは、数字以上に感じる。
私の母校の小中学校はもちろん、市内でもここ20年で半分くらいの小中学校が廃校になっている。
統廃合により山間部の地域は、スクールバスによる通学がほとんどで子供を道端でみかけることが
ほとんど無くなってしまった。
寂しい。。

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(10年前に閉校になった母校の小学校)

救世主

ただ、そんな上野原に救世主が!

それは上野原に興味をもって移住してきてくれる方たちである。
コロナ前から移住者は増えていたが、コロナにその流れが加速し、問い合わせが増加しているとのこと。
ただ、空き家が少なく何十人もの人が順番待ちをしている状況で非常にもったいない。。
(正確には空き家はあるが、空き家バンクに登録してないor貸す気がない家が多い模様。)

そもそも、上野原はまだ移住文化がそこまで定着しておらず、場所も人も受け入れ体制が整っていないのが現状である。
各地域の人たちがこの過疎化が進む状況に危機感をもたないと、この状況はなかなか変わらないだろう。
ただ、山間部にある西原地区や棡原地区などは、早い時期に移住した人たちが長い期間をかけて、地域の人たちと交流を深め、移住文化ができてきている。(最近では鶴島地区も急増してる模様)

元々お隣の旧藤野町(神奈川県)が「芸術のまち」として移住者が盛んで、早くから移住者コミュニティが形成されており、その流れで上野原にも移住者が少しずつ増えてきた経緯がある。

これは完全に個人的見解にはなるが、移住を選択した方は、やはり何かを変えたいという想いから「移住」というチャレンジをしているわけで、すごく魅力的である。

そんな移住者メンバーが制作した上野原市の移住促進ムービー。
(全3話)

他にも、ソーセージ職人、作家、ミュージシャン、ファーマー、熱燗DJなどなど様々なジャンルの方が移住している。
まだまだお会いできていない方も沢山いるので楽しみ。

アクティビティ

よく言えば「東京に近く便利な田舎」だが、これだという観光資源や特産物もなく、中途半端な田舎にはなってしまっているが、個人的にはわざわざ来ても楽しめるアクティビティとしては以下。

・日帰りハイキングコース多数あり
・自然が楽しめるキャンプ場も多数あり
秋山温泉のアウフグース(サウナ)
パラグライダー体験

※以下はキャンプなどとセットでぜひ
乗馬体験
そば打ち体験

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(八重山ハイキングコースからみえる景色)

いずれも都心から1時間〜1時間半程度の距離なので、まずは週末にドライブがてらに上野原へ足を運んでもらえたら嬉しいです。

※次回はおすすめのお店などご紹介できたらと思います。

Web Producer / director / 薪割り職人
小俣 卓充(https://www.instagram.com/yamanashi.jp/)

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