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伍魚福のメンバー像・リーダー像

2022年度より、経営理念の浸透のための「経営理念浸透プロジェクト」を設置しました。
伍魚福の経営理念をはじめとする、基本的考え方を社内に浸透させるのが目的です。
1988年入社の高橋英二部長をリーダーとして、毎年メンバーを入れ替えながら考え、社内制度を考えたり、研修を行なったり、さまざまな取り組みをおこなっています。
プロジェクトのメンバーになり、どうやって浸透させるかを考えること自体が各メンバーの研修、「経営理念伝道師」化にもつながると考えています。
2024年までに経営理念浸透プロジェクトの現役メンバーにOB・OGを入れると20名となります。TEAM GOGYOFUKUメンバー約80名の4人に1人がこのプロジェクトに携わった計算になります。

そんな中、2023年のプロジェクトメンバーから「伍魚福の社員像」が今の時代にマッチしていないのではないか、という声が上がり、見直すこととしました。

それまでの「伍魚福の社員像」は次の通りです。

<伍魚福の社員像>
常にマーケットの動向を掴み、業界No.1の商品開発力、及び販促企画力を自ら有し、会社方針のスピーディな展開と、重要課題であるウェット50・ドライ50の市場形成、並びにくぎ煮の育成強化に力を注ぎ、さらにはローコスト経営とイエス発想を基にして、社運の発展を期し、新販路開拓などにフロンティア精神を遺憾無く発揮していこう。

この社員像についての説明は、4年前、次のnote記事に書かせていただきました。

1980年代前半までにできたもので、その後私が入社した1995年以降、若干の手直しをして使用してきました。
マーケティング方針的なことがたくさん盛り込まれおり、繁盛係(営業)中心の文言です。また、「社員像」というタイトル自体が、さまざまな働き方がある中で今の伍魚福とはマッチしませんね。

2023年7月のミーティングから見直しスタート。

はじめに、
1.こんな人財を目指したい
2.こんな従業員にはなりたくない
3.こんな仲間と働きたい
4.こんな人とは一緒に働きたくない
という内容でプロジェクトのチャットルームで意見を出し合い、そこから議論を重ねていきました。
できた原案をさらに推敲し、プロジェクト案が完成したのが11月。
社内ポータルサイトで周知、アンケートをとってさらに改良。

そうやって完成したのが、次のメンバー像です。

<TEAM GOGYOFUKUメンバー像>
(目的:自分と家族の幸せと、会社の発展、社会への貢献を実現する)
1.私は、何のために自分の仕事があるのかを考え、常に自らの成長を目指します。
2.私は、日々の仕事のバトンを、確実に次のメンバーに渡し、チームに貢献します。
3.私は、人の支えと自然の恵みに感謝し、自らの仕事で社会へ恩返しします。
(2023年12月28日制定)

そもそも何のために伍魚福で働くのか。
すべての仕事に目的があり、喜んでいただけるお客さま(次の工程を担当する人)がいるということ。
自分の役割を果たすということはどういうことか。
他の人々の仕事に支えられて今の生活があり、伍魚福の仕事を通じて社会に恩返しをする。
そういう要素が詰まった伍魚福らしい「メンバー像」です。

次に議題に上がったのが「伍魚福のリーダーシップ」の見直しです。

<伍魚福のリーダーシップ>
経営理念、行動指針、会社の目指す方向性を的確に理解し、率先垂範することで、共感者を増やし、チームとして業績を上げ続けること

業績を上げるだけではなく、周りのメンバーの育成にも取り組むのがリーダーの役割だと考えていましたので、若干の修正の必要を感じていましたが、こちらもプロジェクトの中で全面的に見直すこととしました。
リアルの打ち合わせとチャットルームでの議論を踏まえ、原案を作成し、社内ポータルサイトでの周知、意見収集を経て、完成したのが次の「リーダー像」です。

<GOGYOFUKUのリーダー像>
チームの進むべき方向とその目的を自らの言葉で説明し、
メンバーの知恵を活かしながら、チーム力を高め、全員での目標達成を導く人
(2024年2月7日制定)

自創経営の東川鷹年先生がよく、「火の用心」のたとえ話をされていました。
まず社長が「火の用心をしろ」と言います。
すると部長が部下に「火の用心をしろ」と言います。
課長はメンバーにまた「火の用心をしろ」と言います。
メンバーは、具体的に何をしたら良いか伝わりません。

リーダーは、自分の部署では、自分の立場では何をどうするべきかを考え、自分の言葉でメンバーに説明し、実行してもらうのが任務です。
結果としてチームメンバーの育成や、全員での目標達成=顧客価値をきちんと提供できている状態、につながります。

新しいメンバー像・リーダー像の下、2024年3月から新年度がスタートしています。

2024年度経営計画スローガン
「価値共創」全員でお客様と共に価値を創り、選ばれる会社になる

2024年度の経営理念浸透プロジェクトでは、このメンバー像、リーダー像を社内外に発信し、浸透させていくということを目指しています。

そのためにクレドの改訂や広報誌などでの発信も行います。

私が久しぶりにnoteの記事を書いているのも、その一環です(笑)。

最後までお読みいただきありがとうございました! 伍魚福の商品を見つけたら、是非手にとってみて下さい。社長のいうとおりになってないやないかーとか、使いづらいわー、とか率直なコメントをいただけるとうれしいです。 https://twitter.com/yamanaka_kan