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女性、若者、高齢者等の多様な働き手の参画・ジョブ・カード制度の推進、就職氷河期世代に対する集中支援、就職氷河期世代の活躍促進に向けた取組み(令和3年版 厚生労働白書より)

本日は、「第2部 現下の政策課題への対応」の「第3章 女性、若者、高齢者等の多様な働き手の参画」、「第1節 女性・若者・高齢者・就職氷河期世代等の活躍促進等」、「13 ジョブ・カード制度の推進」、「14 就職氷河期世代に対する集中支援」、「15 就職氷河期世代の活躍促進に向けた取組み」を紹介します。
以下、「令和3年版 厚生労働白書」から引用します(以下特記なければ、画面キャプチャ含めて同じ)。
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第3章 女性、若者、高齢者等の多様な働き手の参画
第1節 女性・若者・高齢者・就職氷河期世代等の活躍促進等
13 ジョブ・カード制度の推進

2008(平成20)年度創設したジョブ・カード制度については、「新ジョブ・カード制度推進計画」を策定し、2015(平成27)年10月から、個人のキャリアアップや、多様な人材の円滑な就職等を促進するために、「生涯を通じたキャリア・プランニング」及び「職業能力証明」の機能を担うツールとして、キャリアコンサルティング等の個人への相談支援のもと、求職活動、職業能力開発などの各場面において活用するよう、普及促進を行っている。
2020年(令和2年)4月より、キャリア形成サポートセンターを設置(ジョブ・カードセンターを再編整備)し、労働者の主体的なキャリア形成を支援するため、労働者等に対するジョブ・カードを活用したキャリアコンサルティング機会の提供や、セルフ・キャリアドックの導入等を支援している。

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14 就職氷河期世代に対する集中支援
いわゆる就職氷河期世代は、雇用環境が厳しい時期に就職活動を行った世代であり、現在も、不本意ながら不安定な仕事に就いている、無業の状態にある、社会参加に向けた支援を必要としているなど、様々な課題に直面している。
2019(令和元)年6月に取りまとめられた「就職氷河期世代支援プログラム」(2019年6月21日閣議決定)では、就職氷河期世代の抱える固有の課題や今後の人材ニーズを踏まえつつ、個々人の状況に応じた支援により、就職氷河期世代の活躍の場を更に広げられるよう、2020(令和2)年度からの3年間で集中的に取り組むという政府全体の方針が示された。
また、2019年12月23日、就職氷河期世代支援の推進に関する関係府省会議において、「就職氷河期世代支援プログラム」に盛り込まれた各施策を具体化した「就職氷河期世代支援に関する行動計画2019」を取りまとめ、行動計画に基づき、各種支援を推進していくこととしている。

15 就職氷河期世代の活躍促進に向けた取組み
(1)地域ごとのプラットフォーム等を活用した社会気運の醸成

地域の関係機関を構成員とする地域レベルのプラットフォームを設置し、福祉と就労はじめ各界一体となって、地域における就職氷河期世代の活躍促進の社会的気運を醸成することとしている。
また、就職氷河期世代やその家族、関係者に対して、「安定就職や社会参加の途を社会全体で用意、応援しています。」ということを効果的に伝えるため、関係省庁や経済団体との連携、地域ごとのプラットフォームを活用する等のあらゆるルートを通じた積極的な広報を実施している。

(2)不安定な就労状態にある方等の安定就職に向けた支援
現在不安定な仕事に就いており、正規雇用化を目指す就職氷河期世代等を支援するため、全国の主要なハローワークに「就職氷河期世代専門窓口」を設置し、キャリコンサルティング、生活設計面の相談、求人開拓等の各専門担当者のチーム制による伴走型支援を実施している。
さらに、企業に対する就職氷河期世代の正社員雇用化の働きかけとして、ハローワーク等の紹介により、正社員経験が無い方や正社員経験が少ない方等を、正社員として雇い入れる事業主に対する「特定求職者雇用開発助成金(就職氷河期世代安定雇用実現コース)」の支給等を実施している。

(3)長期にわたり無業の状態にある方等の就職実現に向けた基盤整備
就職氷河期世代で長期にわたり無業の状態にある方が直面する、就職、職業的自立の実現に向けた困難さや複合的な課題を踏まえ、これまでニート等の自立支援拠点として実績を上げてきたサポステの専門的知見を就職氷河期世代の方々にも積極的に活用して、福祉施策とのワンストップ型・アウトリーチ型の組合せにより支援対象者を把握し、働きかけ、支援する体制を全国的に整備した。また、ハローワーク就職支援・訓練プログラム、企業との連携強化を図ることで、就職・正社員化等の職業的自立につながる働き方の実現
を推進している。

(4)社会参加に向けた支援を必要とする方等への丁寧な支援
社会とのつながりをつくり、社会参加に向けたより丁寧な支援を必要とする方を支援するため、アウトリーチなど自立相談支援機関における機能を強化するとともに、ひきこもりに特化した相談窓口として都道府県・指定都市に設置されている「ひきこもり地域支援センター」に医療、法律等の多職種から構成されるチームを設置し、市町村等のバックアップ機能を強化している。また、ひきこもり状態にある方が安心して過ごせる居場所づくりや、その家族に向けた相談会や講習会等の実施等、それぞれの方のニーズに応じた、きめ細かな支援を行う。
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中途採用の際に「職務経歴書」を提出いただくことがありますが、これが「ジョブ・カード」の一部なんですね。
国としてこれを推進しているとは不勉強で知りませんでした。
自分で自分のキャリアやスキルを整理し、キャリア形成を進めるのに良い取り組みです。

就職氷河期とは、バブル崩壊後の1993年から2005年に学校を卒業した世代で、現在40歳前後の方です。
伍魚福で対象となる卒業年のメンバーを調べると、78名中20名が該当します(正社員・パート社員・契約社員含む)。
伍魚福では全員、第一線で活躍してくれています。

就職氷河期対策、ちょっと遅すぎる感じもしますが、やらないよりはやったほうが良いですね。「特定求職者雇用開発助成金(就職氷河期世代安定雇用実現コース)」という制度もあるそうです。私も研究してみます。

最後までお読みいただきありがとうございました! 伍魚福の商品を見つけたら、是非手にとってみて下さい。社長のいうとおりになってないやないかーとか、使いづらいわー、とか率直なコメントをいただけるとうれしいです。 https://twitter.com/yamanaka_kan