2023年7月25日 君生記/∽記
・先日ようやく観てきました『君生き』!これで心置きなく☝このラジオが聴ける!
映画を観終わったあとの率直な僕の感想としては、「めちゃめちゃ凄かった」、そして「全然意味が分からなすぎて面白かった」でした。
・僕は元々エンタメを深く考えたりしながら見るのが全然できなくて(ボーっと観てるから)、後から他の人の感想を聞いたりして「え、あれってそういう意味だったんだ」とようやく理解する場合がほとんどで、考察系の作品もまともに考察できた試しがない。未だに『ヱヴァ:Q』も『叛逆』も理解できてない部分がたくさんあると思う。叛逆は関わってるのに理解できてないのヤバいかも。アニメの演出とか一生できないかも。
・キミイキのネタバレ感想系のブログ等をいくつか見てみたけれど、物語の大筋に関する解釈はどこもほぼ一致していた。自分の読解力の無さにちゃんとガッカリしつつも、単純に作画は死ぬほどカッコいいし、俳優さんたちの演技も素晴らしかったので、ほとんど何もわからないんだけれどとても楽しく観れた。最期の方だけはなんとなく感じる事ができた部分もあった気がする。(これが限界)
とりあえずこの映画を同業の方たちが「どう見たのか」を知りたいのでみんな観てほしい。そして自分からの感想は一切出さずに「なるほどですね」とだけ言ってたい。
・そんな『君生き』と同日に公開された弊社版『五等分∽』ですが、こちらは前回(1期11話)と同様、総作監なしのパート作画監督として参加しました。ちなみに「∽」は「そうじ(相似)」と打つと出ます。
後日TVスペシャルとしてオンエアもされるらしいので、作画@noteのほうに伏せアリで大まかな担当範囲は記しつつも詳細はまだ控えた状態で、ここからはネタバレ無しの「反省」などを……
∽ ∽ ∽
……と思って今実際に書いたところ1,200文字を越える反省文ができてしまったので、とりあえずTVオンエアを待った上で改めて見直してみて、やっぱこのまま消すかも。とても読んで楽しい文章ではなくなっていたので…。
・五等分の1期で参加してた時は「原作の絵、好きだな~」くらいの意識で仕事していたけれど、今回作業するにあたって改めてアニメ1期+2期に加えて完結編の劇場版まで全てイッキ見したら、めちゃめちゃ面白かった。特に2期のラストにかけての展開。ハーレムモノではないラブコメであり、ちゃんと人間ドラマだった。作業中に「えぇ~~~!?」とか言いながら(深夜に)楽しく観れた。
作画部分では映画の「最後の祭りが三玖の場合」パートの芝居付けや影付けがかっこよかった。どなたのお仕事なんだろう?
あと観た人はわかると思うけど映画版、尺がめちゃめちゃ長い。2時間16分の大ボリューム。通常のアニメ1本が正味21分程度なので、実質6話強(0.5クール)分くらいある。それでも結構省いてしまったストーリーがあるそうで、その一部が今回の『∽』でアニメ化された形となっている。
・逆に、お話としては映画のほうで綺麗に完結していたので、今回の再アニメ化はどういうスタンスで取り掛かるべきなんだろうという悩みができてしまった。しかも自分の担当範囲だった水着回は映画のOPでダイジェストとしてすでに映像化されているし、(漫画原作なので仕方ないのだけれど)かなり似たアングルのカットも多くあったので、作画面で出来ることって何なのだろう?と色々悩んだ結果、できたものが現在上映中の『∽』となっております。お好きな方は何卒よろしくお願いします。OPすごいよ。僕全然関われなかったけれど。
絵コンテ・演出・作画監督
長 田 寛 人
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?