巷で噂の"SDGs"って何なの???
こんにちは!株式会社フォーバルの山本裕介です。今回の記事では"売上の上がる会議"に必須である【情報共有】のネタとして最近テレビや雑誌、交通機関の広告などでも良く目にするようになった"SDGs"について書きたいと思います。
※会議の段取り・基本系については以下の記事をお読みください!
『おいおい、今更何を言っているんですか???』
という突っ込みを予想していますが、そんなこと言わずに読んでいただきたいと思います!(※わかってるからいいわ!という方は是非私にわからないようにそっと閉じてください笑)
この記事で言いたい事は『中小企業と密接な関係があるんですよ!』ということではなく、『みんな関わりがあることなんだな』という認識が残ればそれで良し!ということです。細かい話は特にありませんが、お読みいただきそのような感覚になっていただけると私は嬉しいです。
1.最近日本国内で見聞きするニュースについて
突然ですが、最近聞いたニュースで気になる事はありませんか???(私の主観なので悪しからず)
❶TOYOTAが街づくりにチャレンジ(コネクティッドシティ)
❷ヤマトHD『空飛ぶトラック』の試験飛行成功
❸2019年10月幼保無償化がスタート
1-❶TOYOTAが発表したコネクティッドシティ
特に私が何か言及する必要はありませんが、まだ見てない方は以下のYoutubeに挙げられている動画を見てください!これは2020年1月6日に展示会で発表した内容です。
動画を見て何を感じられたでしょうか?それぞれいろいろあると思いますが、私が注目したいポイントは以下のとこです。
■注目ポイント
・自動車メーカーが街づくりにチャレンジする
・自動運転、IoT、AIなど第四次産業革命技術が組み込まれる
・関連した人が2000人、静岡県裾野市に移住することで何かが生まれそう
聞いたら当たり前のことかもしれませんが、いよいよこんな世界観が実現するのか!とワクワクしたのを今も覚えています。そして、2017年に同じ展示会で発表されたe-paletteが走る東京オリンピックもまもなくなので現実味を帯びて聞こえたのは言うまでもありません。
ポイントに挙げた、1つめですが、自動車メーカーが自らポジションを変えてでも取り組むこの計画には感動を覚えました。日本のトップともいえる企業が自ら社会を変えていく側になり、自ら需要を作り出していく側になっていると思うと、どんな企業でもチャレンジ精神は持たなければならないなと思わざるを得ません。ここで『大企業だから・・』などと思う方はビジネスの世界からは退場するしかないと思います。もちろん資本で勝てないのですが、大小問わず変革を続けられない企業は居場所がなくなると思いますね。
2つ目ですが、これについては以前触れたことがある、スマート社会の実現に大きく寄与する話です。行政だけが必死に取り組んでも実現まで時間がかかると思いますが、TOYOTAが街づくりからする!ということは、当然実現可能性がぐっと高まるだろうと思います。今回の街づくりに、国内外の志溢れる企業や起業家が大いにチャレンジしていただきたい!そう思いました。私も隙あらば移住をしたいです笑
1-❷『空飛ぶトラック』の実証実験
これもとても面白い!!!少し前にドローンタクシーのニュースを見ましたが、今回はトラック(輸送)ですね。動画がありましたのでご覧ください。
いかがですか???アメリカでの実験飛行のようですがワクワクしませんか?あとは空を飛ぶ話なので安全面というか、法規制についてどのように整えられていくか?の話だと思っています。
許認可を受けた事業者だけがドローンで輸送ができるとか・・・ですかね。
そもそも、こんなに大きなドローンで運ばれてきたならばどうやって受け取るの?という問題はあるかもしれませんが、それはどこか素晴らしいアイデアのある企業にお任せして、便利な世の中をみんなで期待しましょう!
1-❸幼保無償化がスタート
2019年10月からスタートしたこの制度は、2歳の子供を育てている私にとってとても大きなニュースでした!もちろん、中身を見て『なんだ・・・この程度か』などとがっかりした方もいると思いますし、実際には『別の部分で負担金が増えた!』なんて声もあるのは知っています。冷静に考えれば、保育士の方の待遇が上がっていかなければならないわけなので、見直すべきことは他にもあるのだと思います。
ざっくりとはこんな制度だそうです。
令和元年10月1日より3~5歳児クラスの幼稚園、保育所等の利用料が無償になります。
※無償化には上限があります。また、含まれない費用があります。
※0〜2歳児クラスは住民税非課税世帯が対象です。
詳しくは内閣府にて以下のサイトが公開されています。
このような制度がしっかりと機能するようになればきっと助かる方も多いと思います!もちろん、すべての人に平等に!というのが嬉しいかもしれませんが、それは難しいと思います。行きわたるべき人に届けばまずは良いかな?と個人的には思っております。
2.3つのニュースの共通点は?
さて、ここまで長ったらしく説明してしまいましたが、3つのニュースの共通点は何だと思いますか???
■3つのニュース
❶TOYOTAが街づくりにチャレンジ(コネクティッドシティ)
❷ヤマトHD『空飛ぶトラック』の試験飛行成功
❸2019年10月幼保無償化がスタート
そうですね、勘の鋭い方はお気付きかも知れません。それこそがSDGsというものなのです。今回の本題に入るまでがとんでもなく長かったですが、私は支援先の企業の会議でもこれくらいしっかりと進めます。
まずはSDGsが何なのかを書きたいと思います。SDGsとは『持続可能な開発目標』と日本語では言われておりますが、今更オリジナルで書く必要がありませんので外務省の特設サイトでの説明を引用紹介したいと思います!!!
要するに、国連加盟国で各国の問題点を集約して、誰一人取り残されない社会を作っていこうと開発目標をみんなで決めたわけですね。先進国や途上国など様々な国が集まって認識していることを出し合ってまとめたもので、大まかに17分類(17のゴール)と169の課題(ターゲット)があるようです。
詳しくは以下のサイトをご精読ください!
ちなみに、SDGs(エス・ディー・ジーズ)と読むことも併せて説明させていただきますね。(そんなに重要ではありませんが)
3.どのようにSDGsとつながっているのか
急に3つのニュースとSDGsがつながっていると言いましたが、どのようにつながっているのかを簡単にお伝えしたいと思います。次の画像に日本の注力分野(SDGs取り組みにおいて)をまとめます。
何だかそれっぽさマックスの画像ですが、実際にこれを使って説明しておりますので、社内会議に使いたい方は是非そのままご利用ください!
大まかに記載している7分野に注力するということが2019年のアクションプランとして掲載されていました。そして、ほんのごく一部ですが各分野の取組として次の画像のようなことを実行しています。(これは私の解釈も入りますのでご注意下さい)
例えば、『あらゆる人々の活躍の推進』のテーマの中に『働き方改革』などがあるんですね。『科学技術イノベーション』の中には『超スマート社会(Society5.0)』があるイメージを持っていただくと良いと思います。ちなみに余談ですが、建設業に関してはi-constructionsという業界の生産性をUPするための作戦が実行されていたりします。
ちなみに、超スマート社会とは次のような内容です。
拡大解釈をすると、働き方改革を進めていくのに必須なことなんだと私は理解しております。第四次産業革命技術を上手く活かすことで人手不足なんかを解消して、みんなをハッピーにしていきたい!というのが国の大まかなところの方針だと思います。(そうだと信じています)ちなみに、以下は超スマート社会実現のための鉄板強化分野だそうです。
同ですか???何となく実感わいてきませんか?TOYOTAが2017年に発表したe-paletteなんかは自動運転は当然のように絡んでいますよね。データ連携なんかも何かしらで絡んでいると思います。
そして、コネクティッドシティなんかはロボットやIoT、キャッシュレスなんかは当たり前の世の中なのだと思います。実は医療分野も何か変わるかもしれませんね。
※2017年のe-paletteの動画を参考までに貼っておきますが、発表したことが実現しつつあり、何ならさらに超えたレベルまで行こうとしているところが私のワクワクポイントです。
また、話はSDGsとニュースの話に戻りますが、ヤマトHDのドローントラックについてはイメージしやすいと思いますので割愛します。
次は幼保無償化とどう関連しているのかを補足したいと思います。
3.幼保無償化は何のため?
もちろん、見た目の通り無償化なので費用負担を抑える目的はあるのですが、今回のまとめに記載した通りの繋がりを考えると、『働き方改革の実現のため』という色が強いように私は考えています。
働き方改革の狙いについては以下の通りです。
ちなみに、以下のサイトにまとめられていますのでご覧ください。
※最近では『休み方』のテーマが追加されており少し変わってきています
ここにまとめられているのは、少子高齢化が進むことが予測されている中、『限られた資源の中で、企業の生産性を高め、所得への還元を増やし、経済の好循環をさせる』ことが働き方改革の狙いであり、企業の生産性を高めるための重要なポイントに『様々な人が活躍できる場づくり』が挙げられているのです。
具体的には、高齢者や身体的特徴のある方、外国の方、そして子育てを機に職場から離れた女性の活躍の推進と言うことですね。
ここまで読むと何となく全体がつかめてきた方も多いのではないでしょうか?世の中の企業認定等の取組に使われている言葉は、『健康経営』や『女性の活躍推進企業』、『育児と仕事の両立支援』など言い方が変わっているだけで『あらゆる人々の活躍の推進』にまとめられると思いませんか?
ということで、幼保無償化で何をしたかったのかと言うと、子育てをしていて仕事に就けていない方(主に女性)にスポットを当てた施策だったということですね。なので、今回共働きの家庭が『無償化の恩恵が全然ない!』となっていた場合は、ターゲットじゃなかった・・・と思う方が良いかもしれませんね。
4.中小企業とのかかわりとは
冒頭でも書きましたが、SDGsと中小企業が密接な関係があるわけではなく、企業活動をしていれば必ず関わるという意味で、大手も中小も分け隔てなく関わっていると認識いただくのが良いと思います。
経営していれば雇用しますし、成長支援もしていくと思います。社員の人生に関わる会社なのですから、社員の家族まで関わっていると言えるでしょう。
会社が存続し続けなければ社員の生活は不安でしょうし、成長しつづけなければ社員が豊かになる事もなくその子供は良い教育を受ける機会も減る可能性があるわけです。
事業そのものが社会課題を解決している場合はもっと直接的な関わり合いがあるかもしれませんね。
ちなみに、SDGsのことを学びたい、社員にも共有したい!という場合は以下のようなものもあるそうです。私とは一切関係のない組織なのであくまでも紹介とさせていただきます。(他にもいくつかあるようですよ)
全ての事業者がSDGsに挙げられているテーマのどれかを考えることが社会を良くする一歩だと思います。別に『ウチはSDGsやってます!』みたいなことは言う必要もないと思います。常に社会のことを考えていれば自然と取組をするようなことばかりなので。
以上、企業とSDGsの関係についての記事でした!
ありがとうございます。
最後にSDGsと中小企業について動画でも説明していますのでよろしければご覧ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?