コミュニケーション

知っているとものすごくすっきりする事実とは|上司と部下の信頼関係構築

こんにちは、株式会社フォーバルの山本裕介です。ここ数年、自然災害やコロナの影響など心が沈むようなできのことが多くモヤモヤしている方が多いように感じます。無理に元気にする必要はありませんが、こういう時は一致団結して思い切り経済回しに走った方がなんとなく精神的にもよい気がしています!

コロナショックとも言えるのかもしれませんが、トイレットペーパーをはじめとした生活用品や食品までもがスーパーで買い占められることもありましたが、あれを見てわたしは「なんだ、買い占めるだけのお金あるんじゃないの。よかった!」と思いました!笑

また、働き方改革関連法が施行される中で中々進まなかったテレワークだって、コロナ対応として首都圏を中心に在宅勤務が一気に進んだんじゃないですか?

必要性に迫られてやってみたら案外できた!という企業も多いのではないですか?ちなみに当社でもほとんどの人が出社することなく業務遂行できているように感じます。

前向きに捉えたら変わるきっかけにもなっているのです。もちろん、感染されて苦しまれている方にとっては辛いことだと思います。一日も早く回復されることを願っています。

一方で、在宅勤務をはじめとしたテレワークを進める中で仲間同士のコミュニケーションに関する課題も見え隠れしたのではないでしょうか?チャレンジしたから気付くことではありますが、目の前にいないだけにどのようにしていけばいいか?悩まれている方もいると思います。

さて、今回は経営者、管理職の方に向けた部下とのコミュニケーションに関しての記事を書きたいと思います。

今回は「部下の気持ちがわからなくて悩んでいる方」と「部下の気持ちをわかってると思ってる方」と思っている上司(経営者も)の皆様!!!そして、『ウチの上司は全然わかってくれないなあ・・・』と感じている部下の立場の皆様も是非知っていただくとすっきりすると思います。

1.全く同じもの(景色)を見ることができるか?

まずはこの画像をチラっと見てください!

いちご

いきなりですがこの『いちご』という文字をみて何を思いましたか?(または感じましたか?)

甘い
すっぱい
赤い
ぶつぶつ
あまおう
とちおとめ
ショートケーキ
冬・・・・・

それぞれ色んな事を想像されたのではないでしょうか?おそらくここに書かれていないことも想像した方もいると思います。いわゆる十人十色ってことだと思います。

もっと細かく言えば、『甘い』とありますが、あなたの思った『甘さ』はどんなものでしょうか?『いやいや、甘酸っぱいでしょ!』と思った方の『甘酸っぱい』はどんなものでしょうか?言葉にして説明してみてください。(心の中ででOKです)

ということで、何となく鬱陶しい事を聞きましたが何を言いたいのかと言いますと、『同じモノを見ていても感じる事はそれぞれであり、同じように感じたとしてもその感じたものの質についても人それぞれ違うということ』なのです。

見出しの『同じものを見る』について言えば、書いてあることは同じですがあなたと私で見ているものが本当に全て同じと言えるでしょうか?(これは意地悪な言い方ですがお許しください)

スマホで見ているかもしれないし、PCで見ているかもしれないです、そしてPCで見ている人同士でも目の前のPCはそれぞれの物なので環境が違うわけですね。見ている時の心境も違うでしょうし、環境も違うでしょう。

そういう意味で『全く同じ』だとは言えないということもお伝えしておきます。これは少し飛躍していますが念のため頭に置いていただけると嬉しいです。

脱線しすぎたので話を戻しますが、まずここでは『人は他の人と同じ物を同じように見て認識することはできない』ということを前提としたいと思います。

2.人の心について

心理学を勉強し始めてから半年が経過しました。まだ基礎的な事を中心に学んでいる段階で、発達心理学・知覚心理学や認知心理学、パーソナル心理学などに興味を持って教科書を読みこんだり参考文献を手に取ったりして日々悪戦苦闘していますが、ある一つの事実を知り大きく私の人生を変えるくらいの衝撃を受けたことがあります。

画像2

これです・・・・『他人の心(気持ち)は絶対にわからない』という事実。

まだまだ新参者な私の知識なのですが、びっくりしたのはカウンセリングのプロもこのような前提を必ず学ぶそうです。

なぜびっくりかというと、『カウンセラーは心を読み取るすごい人』だと思っていたので、そんな方たちの前提が『他人の心がわかることはない』だなんて言っているからです。

とにかく、上司の方は『部下の気持ちがわかることはない』、部下の方は『上司が自分のことをわかることはない』という事実を前提にして接点を取るようにしてもらえたらと思います。

勘の鋭い方はお判りでしょうが、逆もしかりです!

『部下が自分の気持ちをわかることはない』
『自分が上司の気持ちをわかることはない』

これもしっかりと刷り込んでおいてくださいね!

3.映画『見えない壁』監督兼主演:自分という事実

少し荒っぽい表現ではありますが、通り組織内でのコミュニケーションギャップと呼ばれるものは知らない間に(無意識で)自分たちが引き起こしてしまっているということを知っていただきたいと思います。

つまり、監督も演出も主演も助演も全部自分たちなんです。外部要因でも何でもない、自分たちが知らないうちにそのすれ違い物語を作ってしまっていたのですね。

■コミュニケーションの前提
・同じものを見ても感じ方も認識も人それぞれ
・そもそも他人の心は絶対にわからない

この前提があるにもかかわらず、『ウチの部下のことはね、私が1番よくわかっているんだよ!!!だから大丈夫!!!』とか、『ウチの上司は本当に部下のことわかってるなあ』『なんで上司は私のことを理解してくれないんだ・・・』なんて一喜一憂していることが当たり前のように起こっているんです。

本当にわかってくれてうれしい!と感じることもあると思いますし、もちろんすべて否定しているわけではないです。それでうまくいっているならいいのです!(理屈上の話です)

私が言いたいのは、少しのズレから最後に大きな亀裂を生んでしまうようなことにならないためにわかっていただきたいのがこの前提だということです。

4.わからないからこそのコミュニケーション

わたしが今回『他人のことは絶対にわからない』ということを"前提"と表現しているのには理由があります。

伝える聞く

『絶対にわからない』ということを前提に持っているからこそ、『伝えるためにどうしたらいいか』『相手をわかるためにどう聞けばいいか』という姿勢が大事だということです。

そして、同じ物(景色)を見ても同じように見えることはないのですから、自分がどう見ているか?を伝えたりすることが有効になります。身近な例で言うと『言葉の定義(意味)』を合わせるという手法があります。

『定義』を明確にすることが大切だと気づくことができるこんな記事がありましたので紹介します!(勝手に引用させていただきますが、個人の感想として"定義"の重要性を感じたため)


※少しそれますが言葉の定義の重要性はこちらでも述べてます!

同じ言葉でも捉え方が違うことは組織の中では多々あります。(これは前提を考えれば仕方がない事なのでイライラしないでくださいね)
なので、必ず定義を合わせてみることをお勧めします。

■言葉の定義を合わせる例
例1)『会議="何かを決める事"という定義にしよう』
   →何も決まらない会議が無くなりそうですね笑

例2)『成功の反対は"何もしないこと"としよう』
   →失敗を恐れない組織になりそうです、何もしないことが最悪!

例3)『いちご=大粒の糖度13%以上のあまおうのことにしよう』
    →いちご大福の品質が保たれそうですね笑
     ※意外と馬鹿にできない例で、ミスが無くなる例です

いかがでしょうか?言葉の意味をしっかりと仲間同士で共有することで会話の認識のずれが無くなりそうな気がしませんか???上司と部下の信頼関係構築のためにはまずはこのようなところから始められると良いと思います。
※ちょっとした言葉の定義もあわせることをお勧めします

5.おわりに

これまでした通り、『他人の心はわからない』『同じ物(景色)が見えることはない』という前提を持ちながら伝えたり理解しようとする行動こそが『コミュニケーション』と言えるかもしれません。

そして、伝わりやすくわかりやすくするために言葉の定義合わせを行うようにして言っていただければ円滑な関係構築ができるようになると思います。

外部リンク

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