第8段 2000を超えた人間社会の通し番号

何にせよ、通し番号なるものが
2000を超えて続くということは
すごいことだ。

試しに2000、数えてみよう。
どれくらいの時間がかかるだろうか。
1秒に1、数えるとして、2000秒かかる。
2000秒とは、60で割って33分20秒。

意外と少ないように感じられる。
でもまあ、30分もひたすら
カウントし続けろというのは拷問に近い。


という話をし始めたのも、私がかれこれ
1年と3ヶ月ほど続けている、仕事の
タスクの通し番号が、ついに2000の
大台を突破したからだ。

ここまで、なかなか長かった。
2000で、キリストの生誕から始まって
ようやく現代に至ったか、という
時間軸を思うと感慨もひとしおである。


月の勤務日数を20日、15ヶ月として
計算すると、ざっと1日あたり平均7個の
タスクをこなしてきたということになる。

今は西暦2021年。
1990年代の幼少期の記憶が鮮明な
私の世代などは、2021年などという
数字を改めて眺めると、未来に生きてんな、
という気がする。


身の回りの多くのものが、そうした
平成初期の頃と比べるとガラリと
変わってしまった。

今の子供は、生まれながらにして
スマホがあり、ネットがあり、
YouTubeがあり、アマゾンがあり、
VRもあり、そしてコロナ問題がある。
いやはや、すごい時代だ。


しかし一方で、未だに昔ながらの
生活を続けている部分もたくさんある。

植木鉢で植物を育てるのも、紙にペンで
日記を書きつけるのも、昭和の時代と
変わらない。

そんな、時代が進んでも変わらず
続けられる生活習慣というものも、
ある程度は維持していきたいと思うものだ。

210601初稿
210617途中校正
210620最終校正

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