「下がっていく計画」を立て、楽しむ


コロナウィルスの影響で売上が落ちた会社や
個人事業者はものすごく多いでしょう。

僕の事業、会社もある程度影響を受けています。

一刻も早く元に戻したいところですが、これまで
と同じようになることはもうないでしょう。

とりあえず、今政府や都道府県市町村などから
発せられている情報を受け取り、もらえる
給付金や補助金などは全部もらいましょう。

国からもらえる「持続化給付金」がありますが、
県などからもらえる同じような補助金も
ありますので、情報には敏感になってください。

また、金融機関から低金利でかなり借りやすく
なっていますので、どうせ借りるなら今のうち
に借りておきましょう。

使途がないなら使わないで、保険のため
おいておけばいいと思います。金利はかなり
安く、金利で苦しむことはないはずです。

今借りていて返済の金利が高い場合は、
新しく低金利で借り、高い金利のやつを
一括返済してもいいと思います。

これらを応急処置としてやりますが、一連の
ショックが過ぎ去ったらどうするか。

過ぎ去っても、売上はもう戻らないと決めて、
それをもとに計画を立てていきましょう。

僕は、税理士事務所の売上がゼロになって
しまった場合に、どう動いて何をして、どう
生き抜いていくかをいまずっと考えています。

収入のメインである税理士事業の今の売上が
ゼロになった場合に何をするかということを
リストにして、それに近いことを今から
行っていくことにしています。

今やっていてお金を使っていることで、
やめられることがあればやめる。
追加でなにをやるか。

それは事業だけではなく、家計も含めて
考えています。

教育費だけはどうしても払う責任があります
ので、ゼロになった場合はどこからから
借りてくる必要などあるでしょう。

教育ローン的なものがないか、例えば親
から借りられないか、家を売ればどうなるか、
などを考えています。

税理士売上がゼロになった場合、いまかかって
いる家賃やそれに付随する経費、システムや
ソフトウェアの利用料なども減るでしょう
から、それらも計算に入れます。

家計も、最低限にするためにはどうすれば
いいか必死に考えます。

ただ、僕のせいで家族の生き方を大きく
変えてしまうわけにはいかない(僕個人は
貧乏暮らしでもいい)ので、家族の生活は
なるべく今の状態をキープできるために
何をすればいいかも考えます。

こうして計算した時に、最低限稼がなければ
ならない金額はいくらかを考えています。

そのための準備もすこしずつしているところです。

50歳になって今更就職は難しそうなので、
アルバイトもしなければなりません。

そうなった場合にどんなアルバイトをするかと
いうことも考えています。

こんな感じで、売上が減っていく前提で
ものを考えるようにしています。


これはもともと、コロナショックの前から
考えていたことです。

これからは必然的に全体の売上は下がっていく。

その中でも生きていくためにはどうすればいいか。

それをいつも考えていました。
今回現実味が大きくなってきたので、
再度じっくり考えているという感じです。

皆さんはどうでしょう。

何の影響もない人は、そのままでいいかも
しれません。ただ、これから影響が出る何かが
起こることも考えておいた方がいいでしょう。

また、今回被害を受けてしまったという人は、
元に戻すのではなく、さらに減っていくという
前提で考えておく必要もあるでしょう。

売上が相当減っていくという前提で計画を立てて
いれば、そうなってもならなくても何とかなる
ということに変わりはないはずです。

お勤めの人は、「売上」を「給料」に読み替えて
いただけば、同じことになります。

これからは給料も全体に減っていくと考えられ
ます。その中でどう生きていけばいいか、今
考えておく必要があるでしょう。


とはいえ、所詮お金の話です。
生きていれば何とかなるということも
言えると思います。

どうなってもいいように、今から準備して
おけば、気が楽になると思います。

気が楽になれば楽しく仕事も遊びもできるし、
それが健康にもつながるでしょう。


売上や給料が下がっていく、その中でどう
生きていくかを考えることはゲームのような
ものだと思えばいいのではないでしょうか。

そこまで深刻にとらえる必要もないと僕は
思います。


もっといい暮らしがしたい、遊びたい。
だから売上が減るなんて考えない。

それでもいいと思います。自由です。

僕はもっと厳しい貧乏暮らしを模索して、
計画を立てながら楽しみたいと思っています。

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