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子宮がん検査を受けたら摘出手術をすることになった話③

円錐切除術

私が受けることになったのは"円錐切除術"名前の通り患部を円錐状に切除します。
子宮口の一部を取り除いてしまうため、妊娠時に流産したら早産になるリスクが上がります。

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この手術を受けるのためにいつもの先生に紹介状を書いてもらい、大きな総合病院に行くことになりました。

コロナウイルス対策

私が紹介されて行った総合病院では、病床数を増やしコロナウイルス患者を多く受け入れていました。
通常医療を受けるよーって人と感染症疑いの人の受診は全く別の入口が設けられていて顔を合わせる事はないようになっていたのですが、
病院内はどこか物々しい雰囲気でした。

病院の入り口で1人ずつ
・サーモグラフィー検温
・海外渡航、感染者との接触の有無確認
・アルコール消毒

これをしてから院内に入りました。

それとは別に、手術、入院の前にPCR検査を受ける必要があるみたいです。

診察初日

前の病院から持ってきた検体を先生に渡し、軽く視診をして今後の治療のことを決めます。
総合病院の先生は、とても忙しそうです。
手術や治療の疑問などは地元の病院である程度聞いておく必要があったな。
と思いました。
私は特によく考えずに行けと言われて行ったので、今後どのような治療になり、そのことについてのメリットとデメリットについて何も考えていませんでした。
先生は前述した手術の図解を見せて、手術の日取りを説明し、スケジュールを空けておくように言ってその日の診察は終わろうとしました。
帰り際に"もし手術をしなかったらどうなりますか?"と聞いた時に先生は"手術した方がいいですよ"とおっしゃって次の方の診察に移りました。

その日のうちに入院に向けた検査を行うという事心電図、血液検査、麻酔やアレルギー確認、などを行うため他いくつかの科にスタンプラリーのように回って行きます。

各科の待ち時間がそれぞれ長く、病院の雰囲気の中で今後のことを考えると
言葉にできない不安が押し寄せてきました。

不安で気分が悪くなってきてしまったので総合受付に行き、麻酔科とアレルギー科を入院前診察の日にしてもらいこの日は帰ることにしました。


入院前診察

年が明けて1月初旬
この日は午前中婦人科で診察をしてもらい、午後に前回後回しにした麻酔科、アレルギー科に行き説明を受け、最後に入院サポート科にいくと言う予定でした。

朝、婦人科に診察券を提出し順番を待っていた時のことです。


1時間ほど待ったところで予約がされていなかったのか、飛ばされてしまったのかと思い受付に声をかけると、先生は緊急手術に入ったので待合室お待ちくださいとのことでした。

さらに1時間ほど経過し、麻酔科の予約の時間が迫っていたのでその事を伝えたら確認するので座って待つように指示されました。

さらに30分ほど経過し、麻酔科の時間になってしまったので、受付に行くと、すぐに麻酔科に行くように言われました。

朝から病院居てなにも進まず、お昼ごはんを食べそびれ麻酔科に向かいました。

麻酔科では私の手術の担当医の方から挨拶を受け、当日の手術において、全身麻酔と頸椎麻酔どちらにするかの相談をします。
(これが結構怖い話だった、、)そして、麻酔科の先生のオススメの全身麻酔を選択し同意書を何枚か書いて麻酔科は終わりアレルギー科に向かいます。

腹が減っては戦はできぬ

麻酔科において家族同意書や緊急連絡先が用意できない事についてチクチク言われてしまい。
この時また初日に襲われた不安感がさらに大きくなって降りかかってきました。

"なんで手術しなきゃいけないんだろう。こんなにどこも痛く無いのに"
"ほっといたらガンが進行するってほんとかな"
"別に長生きしたいと思ってないし"


理不尽な気持ちになって、涙が出てきて、ひと休みしたい事をアレルギー科の受付の方に伝えたところアレルギー科の先生が帰る時間が迫っていたらしく、急いで終わらすとのことだったので泣いたままアレルギー科にて手術の際使用する薬の説明を受けました(覚えてません笑)

この後、入院サポート科に向かう予定でしたがいよいよ心が無理だと思ったので何も言わずに病院内の食堂に行き、
コーヒーを飲んでラーメンを食べました。 

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この時既に16時ごろだったと思います。

驚くほど心が軽くなって押し寄せた不安感はただの空腹だったことがわかりました。
前日の昼ごはんが遅めだったことで夜ご飯を食べてなかったからちょうど丸一日なにも食べてなかったんですね。

気分が戻った事でお待たせしてるかもしれない入院サポート科に申し訳ない気持ちになったので急いで入院サポートに向かいます。

そこでたくさんの同意書と当日の持ち物確認などを行いました。

最後に婦人科に戻ると手術に入っていた私の担当医の先生はそのまま定時になり帰ってしまったとのことで研修医?の方に代わりに手術内容と入院前のPCR検査ついて再度説明してもらい(だったら最初からそうしてよ)

この日の全行程は終了しました。


あとは、手術を残すのみです。


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