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梅雨末期の大雨

梅雨も終わりに近づく頃には、ここ最近毎年のように豪雨災害のニュースが流れてくる。
なぜ梅雨末期にはこういった豪雨災害が多く発生するのか、そもそもなぜ梅雨時期には雨が多いのか調べてみました。

5月から6月頃の季節が移り替わる頃に、日本付近では南側にある太平洋高気圧と北側にあるオホーツク海高気圧が、お互いに押し合ってこの境目に前線ができ、これが梅雨前線です。6月から7月のはじめ頃まではお互いが譲らずに居座り続けるのでこれが梅雨の原因となります。

しかし夏が近づき太平洋高気圧が活発になってくると、前線も持ち上げられ梅雨前線も北上していきます。沖縄が梅雨明けすると今度は九州や四国、本州に梅雨前線が停滞するようになります。高気圧のふちに沿って南西から暖かく湿った空気が入りやすくなり、そこに東シナ海から大量の水蒸気を取り込み、それが梅雨前線に沿って積乱雲が大量に発生する事で大雨になります。最近ではこの積乱雲が次々と発生して連なることがあり、これを「線状降水帯」といいます。近年よくニュースで耳にしますよね。

「線状降水帯」が発生すると同じ場所で長時間激しい雨を降らせるので、大規模な災害が発生するケースが多くあります。
また梅雨末期は台風も発生しやすいので、梅雨前線と台風で大雨になるというケースもよくありますね。

近年の線状降水帯による大規模な災害が生じていることから、気象庁は2021年6月17日から「顕著な大雨に関する情報」の運用を開始しました。

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警報3は高齢者は避難しましょう。警報4で避難指示なので全員避難しましょう。警報5だともうすでに災害が発生していて命の危険が迫ってるので、今の場所よりも安全な場所に移動しましょう。というものなので、警報4が出てから準備では遅いので、警報2が出た段階でどこに避難するのか決めて、警報3が出たら避難準備をしましょう。避難に早いは無いので必ず早めの準備を心がけましょう。

また近所に高齢者がいる場合は声を掛け合って一緒に避難するような行動をとりましょう。また、少人数では無く複数で行動するようにしましょう。

キキクル
スマホなどで気象庁のホームページからいつでも情報を見る事が出来るのでこれも合わせてスマホのホーム画面に入れておくことをおススメします。

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