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精進料理に目覚める3歩前#64 キキョをカム



キキョ

ワタクシに必殺技"ウゴキタクナイ"を仕掛けて
タイオンをぐんぐん奪い取り
防御力を弱めて
裏切らないキンニクを弱らせる


そんなキキョさんとの闘いである


この闘いに於いて
ワタクシが応援を依頼出来るモノが
幾つか存在する


その中からまず

食材



ワタクシのカラダにあわせて
ざっくり取り上げてみる


味方となってくれる食材の
見極め方はおおよそ こんな感じである

ホクホク イエロー

つまり

こんな感じである


米 穀物、海老、鮭、帆立、無花果、葡萄、栗、棗



もう少し細かく

米穀豆


米(もち米 玄米)
穀物(黍 粟 大麦 蕎麦 トウモロコシ )
大豆

魚介

海老、鮭、ホタテ

ホクホク

山芋、じゃがいも、薩摩芋、サトイモ、南瓜、栗

梅、無花果、苺、サクランボ、葡萄、棗

野菜

椎茸、人参、キャベツ

そして ゲンキが出るで有名な
高麗人参
は もちろん食薬として強い味方である



ワタクシのカラダは断固として
受け入れ拒否を示しているが

肉類、牛乳、鰻、蜂蜜、小麦

もカンポウ的にはキキョさんとの闘いに於いて
味方となるらしい


敵であるキキョ・スイタイ陣営の動きの流れは
こんな感じである

キキョさんによって
ワタクシのカラダから動力
温めるチカラ
防御力を
じわじわと奪い取り

そこへ
スイタイさんが
トドコオリ系のワザを仕掛けていく

となると


こちらの闘い方は

基本的に満遍なく食材を味方につけつつ
ホクホクイエローを意識しながら
食事を組み立てて
エネルギー源を摂取することで
カラダを温めてウゴキを生み出す氣を補う


こんな感じとなる


ホクホクイエローに加えて
エビ、鮭、ホタテ
御三方には強力な協力をお願いしたい


精進料理に目覚めるなんぞ
今のワタクシのポンコツボディは
どうやら幻想である





ははは


ハハハ


ハハハハハハ



ここからは少し



歯並びの話をしよう



臼歯20ポン
門歯8ポン
犬歯4ホン


人間なんだとか



門歯で繊維を噛み切り
穀物を犬歯で擦り潰し

犬歯を
野菜穀物動物性食材へと臨機応変に使いこなす

三角の犬歯がどっしりと四方に居座る
ワタクシの歯並びは
どうやらしっかり動物性食材対応型である


ははは




ニンゲンの歯並びが氣になって
ちょっとばかり写真を検索してみる


どうやらニンゲンのなかにも
犬歯と呼ばれる歯がそこまで鋭利ではない
正精進料理対応型の歯並びが存在している

らしい

そんな理想的な犬歯を
是非とも一度
直にこの目で拝んでみたいものである

ハハハ


因みに
我々ニンゲンのお友達で
同じ哺乳類であるキュートなフェイスの
イルカちゃん達は

サカナを噛みちぎる為
そのすべてが犬歯であるらしい



ハハハ


歯があればカメルのだ



噛む


咬む


come


コメ



ニンゲンの歯の場合
米穀物野菜繊維すり潰し仕様の20ポンの歯は
全体の6割をも占めているらしい



大食いの早い
最小限の嚙みで
ほぼ まる呑み


以前のワタクシの食事スタイルは
無知故に 歯の活躍の機会を無視して
あまりにも暴力的過ぎる


そもそもエネルギーが少なくて
ヒーヒーしながら何とか動いている所に

バリバリ野菜やもちもち白飯が
繊維や粘性を存分に保って
ボコボコ降ってくるのだ


消化器さん方からの
食物受け入れ拒否の白旗は
すこぶる正当な主張であったのだ


これからは
ココロを入れ替えて
消化活動をサポートするよう意識する


まず
咀嚼とセットで
唾液サポートは必須である



まずは


30嚙み

消化活動サポートへ向かって

ココロにカミをcomeして
ただひたすらに噛むのだ


以前のワタクシのように

うひゃー
うめー

お腹膨れて
キモチワルくなる前に

押し込めー
飲み込めー
詰め込めー

などと
悪魔の囁きに耳を占領されている場合ではない


噛む為には
ココロは常に
カミなのだ


噛んでみて
分かった事がある


噛みにカミを重ねて舌に残る素材の味が
不快で無ければとことん噛めるのだ

となると

丸呑みを得意としていた頃の
ワタクシの舌に
触れていたのは

ひたすらドボドボ注いでいた


調味料

となる


調味料とて
味を調えるものであって
ドボドボに素材の味を消し去るものではない



噛まないのだから
素材の味は遥か彼方となる


無知を思う存分謳歌していた頃のワタクシが
調味料の濃い味を楽しむ為に食していたのが


肉類であり小麦料理


となり得る


とんかつソース
ウスターソース
たこ焼きソース
マヨネーズ
焼肉のタレ
味噌バター

これらの液体の魔法で
ワタクシのカラダが叫び出す食材を包み込んで
その素材の味が正体を表し始める前に
さっさと胃袋へと押し込んで来たのだ

調味料とて
ワタクシのドボドボ活動に
戸惑っていたことであろう

魔法を解いて
ありのままの食材の味と向き合ってみる


消化器さん方がNOと叫ぶ食材に対して
魔法がドボドボかかっていなければ
鈍感さを誇る舌でさえ
どうやら同じくNOを出せるらしい


それではワタクシの舌が好む食材とは?

酸いも甘いも知って溺れてしまう以前の舌は
何を好んでいたのか
思い出すのだ


何より素材の味が好きなのが


である

無類の貝好きであるワタクシは
バーベキューであっても
もちろんリクエストは貝である

梅干し
もちろん毎日種までしゃぶり
しかも一粒に留まらない

の時期は
樹から直接実をもいで
ひたすらシャリシャリ貪り食う

毎晩毎晩
山盛りキャベツを飽きる事なく
平らげる


そして
魔法の液体である調味料を楽しんでいる
氣がしないでもないが
毎日でも食べたいと願っていたのが

海老フライ
そして
エビチリ

である



幼き頃に好んで貪り食っていたご馳走は
ワタクシの知識が到着する前から
ずっとワタクシのカラダに足りていない
氣を補う為のものであったらしい


毎日欠かさず
このカラダをレンタルし続けていても
魂のワタクシの方はワタクシボディについて
知らない事だらけなようである


ワタクシボディは幼き頃から
ずっとキキョさんにメタメタにされているのを
自覚してましたけども?

な訳で

ワタクシ魂の
のんびり脳内がようやく追いついて来たので
いよいよ意識的な食養生の開始である

キキョ食材には
好んで食してきた素材が多いのだ
30咀嚼は苦にならないであろう

などと
余裕を醸し出しながら
箸を持ってみる


箸を持って ひとくち目を口にした瞬間


うひゃー
うめー

お腹膨れて
キモチワルくなる前に


押し込めー
飲み込めー
詰め込めー

全てを忘れて悪き習慣に飲み込まれる


茶碗の中身が残り3分の1を迎える頃


つまり
ほぼ胃袋が満たされて来た頃

ハッと
ココロに誓った30嚙みを思い出す


養生の先生が

最初のひとくち目を30嚙み意識すると
あまり意識せずとも
その後も30嚙みを維持できる


30嚙みルールのコツを伝えておいてくれたのを
思い出す


なるほど


べったり染みついた
詰め込み式の早食いかつ大食い習慣は
思いのほか手強いらしい


箸を持った途端に
30嚙みルールを忘れて

その箸はワタクシの右手に
すっぽり収まったまま
目の前の食器類が空になるまで
キキョさんを無視して
ひたすらに動き続ける



和食マナーにスイっと則って
お上品に食事を進めていく事が出来れば
箸とて優雅に働く事ができるであろう

などと
理想を掲げてみるも


今急ぐべきは
和食マナーを極める為に要する時間よりも

30嚙みを確保する為
少しでも右手から箸を離す食事スタイルの確立である


何てったって食事中の箸右手ペアは
とにかく押し込めるであろう量の料理を
せっせとクチに運び
口の中が忙しく動いているうちに
あっさり次のひとくちを運ぶ準備を終えている


キキョさんに
ウゴキタクナイ攻撃を受けているとは思えない
働きようである



ワタクシも負けじとアイテムを用意する

箸置き

ハシオキさんが食事中のワタクシの右手から
何度か箸を預かってくれれば
ワタクシの30嚙みはグンと成功率をあげられる

だろう


まずは
箸置きさんが食卓に登場することを
当たり前とするのだ


ホクホクイエロー食材を噛みしめる食養生で
キキョさんに向かって行こう


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