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2022SS_買ったもの_それと離岸流について

2022_6月

ジャッカル ティモンちびブリブリミノー
JACKALL(ジャッカル) クランクベイト ティモン ちびパニクラ DR-SS
JACKALL(ジャッカル) クランクベイト ティモン ちびパニクラ DR
シーガー grandmax ショックリーダー 3号
 ソルトの季節なのにエリアトラウト用のミノーをいくつかずつ買いました。off seasonこそ潤沢な在庫があると思いました。冬用のウェアも買おうかなと思いましたが、どうにも暑くて気が乗りません。失ったミノーもまた手に入れることができたので、今年海から逃げて、エリアトラウトに引きこもろうかと思い詰めているところです。海に行けるのはきっとあと4ヶ月程度です。16週です。そのうち風が強くなかったり、天気が荒れていない日は何週あるでしょうか。多く見積もって10もあればいいでしょう。その機会に海に行かないことができるでしょうか。
 わたしは海に行くと水を見ています。糸を見ていませんでした。糸を見なさい、釣れないよと言われても、どうしても水を見てしまいます。そこには一様でない波があるからです。
 波にはたくさんの種類があるのですが、今日は離岸流についての話を見て欲しいと思いました。surfで釣りをする人が、少しでも安全に過ごせるように。

離岸流とは
 離岸流(Rip current)とは、海岸に打ち寄せられた波が沖へ戻る流れのことです。砕波帯から沖へ、長くて数百m程度継続します。この流れは比較的速くて、そして強いです。陸からはこんな感じで見えます。こんなのが見えたらどうか、近づかないで欲しいです。

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出典:ノースカロライナ大学シーグラント 啓蒙活動パンフレット

 わたしの経験から、見た目には以下のような特徴があります。
・写真のように、砕波帯にあるにもかかわらず、白い砕けた波がありません。
・水の色が濃くて、たまに暗い場所が見えます。
・言葉にするのがむつかしいのですが、波があるにもかかわらず、変に滑らかだったりします。
・離岸堤がある場合は、その離岸堤に向かって発生しています。カスプ地形もそのように形成されていると思います。
・凸堤がある場合は、その凸堤に沿って発生しています。
 これらに気づいたら、そしてその場の安全が確保されていない場合は、そこから遠ざかって欲しいです。できれば。
 もしこの流れにとらえられたらどうしたらいいか(このようなことがないことを祈りますが、もしもの場合に備えて)ここに書きます。助かる方法を選んで欲しいです。

離岸流につかまったら
・何よりもまず、落ち着くことが大事だと思います。その流れは80%の確率で数百mで終わります。また、靴は(重いように見えますが)浮くので脱がないでください。ウェーダーはわかりません。水が入るなら脱いでください。腕や手を海面から多く出すと顔が海面下に入るので呼吸の妨げになります。
・泳力に自信があれば岸と並行に泳ぐのもいいかも知れません。離岸流から脱出できます。これはよく聞く解決方法です。よく聞くほど個人的には有効と思いませんが、半分くらいの感覚で有効かも知れません。
・泳力に自信がなければ、浮かんでいられる場合、そのまま流されてみてください。これは投げやりに話しているのではなく、離岸流は多くの場合、円周が数百mの円を描くような流れだからです。そのほとんどは、砕波帯から50mから90m程度離れたところで、岸に戻ることが多いです。だから円を描く流れであることがわかればその時は、そのまま流されていてください。岸まで運んでくれるはずです。

 だけど気をつけて欲しいです。体感として20%程度の離岸流は岸に戻ってきません。その流れに捕まらないでください。

 写真はNCSUのパンフレットからです。鮮明な離岸流の写真が手元になかったので、お借りしました。

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