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2022SS_買ったもの_Hypotheses non fingo dayo

2022_4月

 「海が春になったら」って、もう何回言ったか分からないです。呪いの言葉にすら思えてきました。だって春にならない。東京は4月で、桜は咲いて、そしてもう散ってしまったのに。
 ここでわたしは自身の野蛮な信仰を疑い、やっぱり数字に頼ろうと思いました。海の春の定義について、前回わたしは魚の分布密度ではないことを知りました。こうなると魚が元気になることくらいしか思い浮かびません。これを活性と言うそうです。では活性を決める変数はなんなのか。何か明確なひとつの閾値があるのでしょうか。そんなわけないと思いました。では、複数の要因が起因して魚を元気にするのでしょうか(例えば、餌となるプランクトンが何故か東京湾の表層にいっぱいやってきて、魚がそれを食べる気になるとか)。世の中わからないことでいっぱいです。

 わたしはライトゲームしかしないので、ここでは魚種をそのターゲットに絞ります。対象地点は前回同様東京湾湾央とします。対象の水深は15.0mまでとします。季節の比較は悩ましいです。一旦は陸が春とされる季節と、海が春になるとされる陸の初夏を比較します。初夏側のデータに欠落が見られたら、釣りのハイシーズンと言われる秋で代用します。季節間で、各項目が取りうる値に有意差が見られなければ季節変動なしとします。ここではその有意差を±20.0%とします。以下の仮説に沿い確認していきます。

仮説1:ベイト / プランクトンの増加
仮説2:日照量の増加
仮説3:回遊魚(死滅回遊魚含む)の流入
仮説4:酸素量の増加
仮説5:水温の変化
仮説6:やる気

 ちょっと長くなりすぎちゃったので、残りは次回にしたいと思います。色気づいて仮説なんて立てちゃって、「科学的知識は観察の蓄積により帰納的に構築されるべき」という考えに耳が痛いです(でも実は言うほど反してないとは思っています)。どこまでバイアスから逃げて検証できるでしょうか。4月に買ったものは以下でした。

第一精工 高速リサイクラー
 そろそろ自分で糸巻きをしないとと思って選びました。クレストの糸が枯渇しそうなのですが、はじめて機械を使って巻き直しますし、糸に愛着があるのでまだちょっと手が出ません。明日から本気を出そうと思います。

プロックス(PROX) ラウンドエアーロッドケース
 航空機に様々なタックルを持ち込みたくて選びました。バズーカみたいです。両側にスポンジが配置されているので、アジングロッドのような繊細な穂先も痛めづらいと思います。個人的には心配なら、タオルをまきまきするとよりよいと思います(正しい手当かはちょっとわからないです)。

 写真は伊豆の朝焼けです。



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