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サポーターがボランティアに参加した話


ボランティアとして活動するという事

スタジアムに観戦しに行ったときこの人達ボランティアのスタッフだなと、傍から見て分かることはありますか?

スタジアムに足を運ぶ多くの方はクラブのスタッフ、ボランティアといちいち見分けることはありません。

つまり、ボランティアとして活動していてもお客さんにとってはスタジオにいるスタッフという一つのくくりで見られているということです。ボランティアに参加するにあたって一番最初に説明されたのはこのことでした。活動していて無償とは言えエンブレムをつけている以上クラブを背負っていて責任重大だなといつも感じます。

そうは言っても、Jリーグクラブの多くは駐車場の整理や金銭を扱うなど責任の伴う仕事は有償スタッフに割り当てられていることが多いようです。

一方で、ボランティアは各ゲートでのチケット確認や待機列の整理、終了後清掃などが割り当てられている傾向にあるようです。


全体的にボランティアが行っている仕事はお客さんと直接関わる機会が多くなっています。なので、来ていただいたお客さんに気持ちよくスタジアムで過ごしてただけるようにできる限りのことをやるということを心がけて多くのボランティアさんは活動しているように感じます。

ボランティアとして活動するという事はクラブの一員として働くということです。当たり前のことではありますが、実際に活動しているとこのことを痛感します。
もちろん、選手やクラブのスタッフの方と同列にクラブの一員と名乗るのは少しおかしな話かもしれません。しかし私はお客さんを迎えるという仕事をしている以上チームの一員であるということを肝に銘じて活動しています。


サッカーはスポーツなので当然勝ち負けがあります。チームの状態がいい時もあれば悪い時もあり、スタジアムの雰囲気が最悪なこともあります。負けた試合の日はゴミの分別をせずに捨てて行かれる方もいます。また、ゴミを席に置いたまま帰られる方、そして中にはボランティアに嫌な言葉を投げ捨て帰る方もいらっしゃいます。しかし、どんな時でも笑顔でお客さんをお迎えし、最後は来てくれてありがとうございました、また来てくださいという思いを込めてお見送りをします。時には嫌な気持ちになったり、悲しくなったりすることもあります。でもいつ、どんな時でも同じ笑顔と気持ちでお客さんをお迎えし、お見送りをし続けていきたいと思っています。 

たとえ、負けた試合であったとしてもボランティアの笑顔や行動を見てたった1人でも今日来てよかった、また来ようと感じてもらえるのならそれほど嬉しいことはないですから!

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