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保育園の卒対~責任者としてやったこと記録~

娘(長女)が3月で卒園。年長のときに「卒対の責任者」を担当しました。

私自身次女の育休中だし、他の方は仕事で多忙であろう(認可保育園=働くパパママ)&やってみたらよい思い出になるかも、ということで勢い半分で責任者やります!…と言ってみたものの、卒対って何をするのか、そもそも何か分からず、色々検索して情報をみたり、色々な方から話を聞いたりしたので、私のケースも書ける範囲で記録しておきます。

(小学校以降の卒対についてはまた少し違うだろうというのと、幼稚園・保育園によってや個々の園によっても全然違うと思うので、あくまでも私の場合です)


卒対とは

そもそも卒対とは?

卒対=卒業(卒園)対策委員会で、子どもの卒園や卒業を祝うPTA活動のひとつ、といわれています。もちろん園によってまちまちだとは思いますが、主な内容としては、

・卒園アルバムづくり
・謝恩会の企画、運営
・園への寄贈品の手配
・記念品制作 …など。

「卒対」で検索すると、「そもそもいる?」「廃止したい!」みたいな議論が出てきますね…。正直、パパママが主婦(主夫)で、多少時間に余裕があるならともかく、仕事をしながら×まだまだ手がかかる園児の世話をしながら、仕事・家事・育児以外に、人をまとめながら企画して制作して…というのは、相当労力がかかります。子どもたちやお世話になった園・先生方のために動きたい気持ちがあっても、物理的な時間もかかるというところ。働く皆さんよりは時間的な余裕があっても、育休中だからと言って0~1歳児と年長児の育児など諸々あるし、余裕でできる感じのものではないです。

私は読めていないけど、乗り切るための本が出ているくらい。

とはいえ、園や先生方に感謝の気持ちを伝えられる良い場でもありますし、子どもたち・保護者の思い出にもなるし、卒対で一緒に動いた保護者間の交流により、更に仲良くなれたし、楽しかったし、結論、やってよかったな!と感じています。


さて、実際やってみて感じたことをいくつか書きます。


「卒対責任者」はどういう人が向いていそうか


卒対は、園の思い出になるような、記念に残るものを制作できたり、他の保護者や先生方との交流ができたり、感謝の気持ちが伝えられたりできる場ではあるので、とても良い機会…が、やっぱり上述の通り、大変なのは確か。

必ずいるとは限りませんが、「子どもたちへの思い出づくりに何かやりたい!」「お世話になった先生方に何かやりたいので協力したい」「アルバムは大変そうだけど、謝恩会の会場飾り付けとかは好きだしやりたいな」…等と思う層は一定数いるなと感じました(ありがたや)。うまくそこを引き出して、チームメンバーに入れ、得意なこと・やりたい(やってもよいよ)分野のみ、お願いする。ただし、そういう方が必ずしも、全体をまとめ、役割分担をし、プロジェクト管理をするというところまでしたい&得意とは限らないので、責任者は、プロジェクト管理が得意(好き)な人がやると良いなと思います。実際に手を動かす部分はその作業が好きなや協力してもよいよという人にお願いし、責任者は進捗を管理する、という形にできれば、責任者だけ時間的拘束があるという状態は避けることもできたり。

逆に卒対への想いが強すぎて、自分がやりたいことを周囲の意見をそこまで聞かずに遂行して「この記念品、使えないよね‥」と他保護者から大ブーイングした代もあったと聞いたので、責任者はフラットに進められる人が良いかもしれません(汗)


卒対のチームにどんな人がいるとスムーズか


責任者になる人がこれまで卒対を経験していない場合は、同じ園で卒園した兄姉がいる保護者の方がいたら、サブリーダー等主要な役割にすると、とても動きやすいです。何となく卒対とはどういうものなのか、どういうものを作るのか、謝恩会はどのようなものなのか、その園での動き方のルールを知っていたりイメージがわきやすいためです。私はこれで一気に進めやすくなりました。(意見が割れてなかなか決まらないというときも、経験者が語るとそれが結構な影響力になってすんなり決まる、みたいなことも何度かありました。)

逆に、そういう方の意見を取り入れたり、しっかり共有をしていないと、兄姉のときのイメージがあるので、良かれと思ってやった斬新なことなどをしてしまうと「この記念品全然使えないよね、なんでこれにしたの?」みたいなことが起きるかもしれません(実際そういうことがあった年代もあったそうです汗)。卒対の委員会内に入れられなくても、兄姉卒園生がいる方は、いずれにせよ意見収集など含めうまく巻き込むと良いと思います。

卒対における注意事項


先ほど書いた姉兄がいる方の意見を聞くなども注意事項に入りそうですが、その他、気を付けた方が良いことを書きます。

それぞれの園によって独特のルールがある


娘の園は公立だったこともあり、特に先生方に対する制限が多かった印象です。基本的に物は受け取ってくださらないとか、寄贈品にはお金をかけてはいけないとか、謝恩会には参加できないとか、園内での配布物や回収などの際は、全て園長先生の許可を事前に取るなど。

もちろん公立園が全てこうではないとは思いますし、その園によって独自のルールがありそうなので、そこは前年度の責任者からしっかり引き継ぎを受ける必要ありです。


予算について

卒対では、予算が毎年自分たちで積み立てた中から出ますが(「父母会」等という、園とは異なる組織で積み立てることが多そう)、娘の園は公立園だったこともあってか、毎年の集金も大きな額ではなかった(つまりは卒対の予算も大きくない)のですが、園によっては数万円のようなところがあったり、卒対への注力度合いなどによって違いがありそうです。予算によってできることが大きく変わってくるのでやりたいと思っていてもできないことがあったりするので、注意。


父母会未加入者への対応

園によっては父母会必須というところもあると思いますが、参加自由な園もあります。通っていた公立園という立場だからか、参加任意でした。幸い、娘の年代は父母会未加入者はいなかったのですが、未加入者がいたときの対応は、それはそれで大変なようです。(制作物に使用する写真提供などの個別依頼、実費で払って商品を購入してもらうかどうかの確認等々…)


卒対スケジュール


4月:卒業対策委員会メンバー決定
5月:実施事項決定、委員会チームわけ
9月:全体へ実施事項の連絡と依頼事項&その時期の周知
10月~3月:卒対で実際に動いた期間

という感じで進めました。

昨年度は運動会で子どもたちが着るお揃いのTシャツを制作したこともあり、もう少し動き出しは早かったようです。(個別に意見を聞いたりなどの期間もあったため、全体への連絡は少し遅いかもしれません)


全体へ実施事項の連絡と依頼内容・時期の周知の方法は、「そもそも卒対とは?」みたいなところから協力いただきたいものと時期などをpptでまとめてpdf化し、保護者LINEグループへ送付。特に周知等に関するルールはなく、全体で集まる場もその時はなかったので、予算も少ないので資料を印刷する、みたいなところも削減する必要があり、一番見てもらえる方法を選択しました。

pdfで送りました
最初に全体説明した際のざっくりスケジュール


実際に卒対でやったこと


比較的少ない予算の中で、やったことはこちら。

・記念品は「似顔絵マグカップ」

似顔絵マグカップ

決め手​
・長く使えること(上のお子さんがいらっしゃる方のご意見多数)​
・日常で使えるものの中に、お友だちのことを思い出せること​

発注先


・アルバムではなく日めくり「万年カレンダー」


決め手​:
・毎年、アルバムは園の先生が制作してくださる、写真入り&園児一人ひとりの紹介が書かれたものを頂ける園だったので、アルバムではないものを作りたい(内容がかぶってしまうため)​
・アルバム以外のものとして、カレンダーの案は良いが、一年しか使えないし、それだと寂しいので、長く使える万年カレンダーにしよう!となりました​(万年カレンダーとは‥31枚の写真を日替わりで楽しめるカレンダーで、​曜日・月・年表示がないので、長く使うことができます)​

園児のお誕生日の日に写真をいれる、誕生日の子がいない場合は園や集合写真を入れる、という形にしました。
(例えば6月6日うまれの子は、6日のところに名前を写真を入れる)

毎日めくる、ずっと使える「万年カレンダー」。毎月お友だちの顔を思いだせるよ


発注先


・先生と園へ、保護者からの感謝の気持ちを伝える「寄せ書き」


感謝の気持ちを伝える寄せ書き


担任の先生+保育園全体あてにメッセージを集め、卒園式時に色紙をお渡ししました。担任の先生には、色紙にプラスして、上記万年カレンダーもお渡ししました。園長先生ともご相談しつつ、物品を渡す等というよりも感謝の気持ちをしっかり伝えたいというところを優先しました。

発注先


・園児と保護者が参加の「卒園お祝い会」

お祝い会、実施できてよかった!

先生方が参加できないという事情もあり、「謝恩会」ではなく、保護者と子どもたちで行う「卒園お祝い会」を実施しました。コロナ前は毎年実施していましたが、3年間は未実施。今年も実施できるか分からなかったのですが、ようやく実施できる雰囲気になってきたので、決行。

内容としては、懇談メインでコンテンツとしては、「この赤ちゃんは誰でしょう?」というクイズなどを実施。赤ちゃんの頃の写真を事前にあつめ、スライドに映し出し、これは誰でしょう?とその場であてるというゲーム。お祝い会の場なので、特に1位2位を競うというゲームではなく、楽しみ、参加賞としてプレゼントを帰宅時に渡す、という形で実施しました。


さいごに


大変だったけど、良い思い出になった卒対!でも、楽しかったのも、スムーズにやれたのも、保護者の方々の協力あってのこと。。とても助かる方々ばかりで本当によかったなぁと(全員依頼事項を締切日までに対応してくれる、とっても協力的な方々ばかりでした涙)本当にありがとうございました。

園によって様々なので、他の事例も書ける範囲でnote等見てみたいな!!

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