01 ChatGPT練習用スプレッドシート


以下のURLをクリックするとChatGPTでGoogleスプレッドシートの関数を練習するためのファイルがコピーされます。


生成AIにQUERY関数を作らせる

①準備

まず、Googleフォームで集めたデータをGoogleスプレッドシートに整理します。何を基準にデータを抽出するかを決めます。今回は「B列」の「学年・組」を基準に抽出させます。

以下の指示をそのままコピー&ペーストして実際に生成AIに関数を作らせてみましょう。


#命令
Googleスプレッドシートで次の条件でデータを抽出するクエリ関数を作成せよ
#条件
1 1行目をタイトルとする
2 「フォームの回答」シートにあるB列が「5年1組」のデータを抽出する
3 抽出する列と列の順番はB,C,A,D
4 抽出後のデータをC列を基準に昇順で並べる


②生成AIからの回答

生成AIからは次のような回答が得られました。AIはそれっぽい回答を返してるだけなので必ずしも毎回同じことが返ってくるわけではありません。ただ、関数のような答えがはっきりしているものはブレが少ないように感じています。

<引用開始>
Googleスプレッドシートで指定された条件に従ってデータを抽出するクエリ関数を作成するには、QUERY関数を使用します。以下にその具体的なクエリ関数の例を示します。

前提

  • 「フォームの回答」というシートにデータがある

  • 1行目がタイトル行

条件

  1. 1行目をタイトルとする

  2. 「フォームの回答」シートにあるB列が「5年1組」のデータを抽出する

  3. 抽出する列と列の順番はB,C,A,D

  4. 抽出後のデータをC列を基準に昇順で並べる

クエリ関数

以下のようなクエリ関数を作成します。

コードをコピーするを押してクリップボードにコピーして使います。

=QUERY('フォームの回答'!A:D, "SELECT B, C, A, D WHERE B = '5年1組' ORDER BY C ASC", 1)

説明

  • 'フォームの回答'!A:D:データ範囲を指定します。この場合、シート名が「フォームの回答」で、A列からD列までの範囲を指定しています。

  • "SELECT B, C, A, D WHERE B = '5年1組' ORDER BY C ASC":クエリ文です。SELECT部分で抽出する列とその順番を指定し、WHEREでB列が「5年1組」である条件を設定し、ORDER BYでC列を基準に昇順で並べ替えています。

  • 1:1行目をヘッダー行として認識させるための引数です。

<引用終了>

③関数を使ってみる

このクエリ関数を使用することで、指定された条件に基づいたデータ抽出と並べ替えを行うことができます。やってみましょう。

先ほどのスプレッドシートにタブを1つ増やします。
A1のセルに生成AIが作成した関数を貼り付けます。

すると以下のようにフォームの回答タブからデータを抽出します。

私はこれを応用してGoogleフォームで集めた子どもたちのふり返りを出席番号で抽出し、一人ずつに分けて整理しています。
こんなふうにあなたのアイデア次第でまだまだ面白いことができそうです。


また、以下のURLをクリックすると令和5年度広教研主催で行った冬のパワーアップセミナーで配付したスプレッドシートがコピーされます。各タブには生成AIへのプロンプト、練習用のデータなどが入っていますので、興味がある方は試してみてください。


以下も参考になればー


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