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一人一台端末活用を進める組織的な取組

 先日、とあるオンライン研修会に参加しました。テーマは「一人一台端末の活用」研修中に考えていたことをまとめておきます。

 正直、新しい情報はなく、自校における活用が着実に進んでいることを再確認する時間となりました。様々な取組をお願いしてきました。きっと面倒なこともあったと思いますが、全面的に協力していただいて今があります。校内の先生方の協力に心から感謝します。

 グループでの協議では、他校の先生方から、「先生間格差(ICT活用への熱量やスキル)が課題」という言葉が異口同音に語られていました。
 中にはICT活用について提案しても「私は使えないから…」」という理由で、ことごとく職会で却下されたという先生もいました。勤務校に来ているICT支援員さんやGIGAサポーターからも話を聞いていましたが、そこまでかと感じました。

 本校で活用が進んでいる理由はいくつかあります。そのうちの大きな一つが授業の活用だけでなく、校務について、ポータルサイト(Googleサイトで作成、校内の職員のみがアクセス可能な校内用のポータル)で情報共有を進めていることだと思います。

 校内ポータルの説明は別に記述しようと思いますが、授業におけるICT活用を推進するためには校務をGoogleWorkspaceで行うというプロセスが必要です。要するに先生方が「使わざるをえない」状況になることで、「使いやすさ」「変わらなさ」「便利さ」を実感してもらうのです。
 ここを抜きに、授業で使えと言われても、様々な「納得のいかなさ」「わからなさ」があるわけですから活用が進むわけありません。

 もちろん、ただ使えと強制するのは逆効果です。スタートは従来の方法と並行しながら導入します。ここは担当者の頑張りが必要です。フォローをする姿勢や頑張る姿を見せることで、情にうったえることも戦略的に行います(職員室は「情」で動いているものです)。

 GoogleWorkspaceを校務で活用することによって情報の即時共有や手順の統合の良さを実感することができます。そして、アプリケーションの活用にも慣れることができます。これらが授業での活用にもつながっているのだと思います。


 余談ですが、クラウド(Googleの共有ドライブ)にアクセスする方法としてポータルサイトは優れた方法だと感じています。早々にこの方法を校内で導入したこと、密かに自画自賛しています(笑)。


 

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