【推しの子】【考察】⑥【推しの子】でのSNS事情【ネタバレ注意】
ストーリー:赤坂アカ × 画:横槍メンゴ の最強タッグで描かれる芸能界サスペンス「推しの子」は週刊ヤングジャンプで好評連載中です。
この記事では、最新話までの情報から、様々な考察を行っていきます。
【注意】ネタバレが大量に含まれるので、未読の方は回避お願いします。事故防止のために改行及び作品リンク等挟みます。
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[今回のテーマ]「【推しの子】でのSNS事情」
今回の考察テーマは、【推しの子】作品内でのSNS事情について追っていきます。ここでは、SNSを広義に捉え、SNS機能を含む動画サービスについても考察の範囲に含みます。
ます、3巻でのあかねの炎上事件を追い、そこから振り返って、各キャラのSNS事情を追っていきたいと思います。
① 第24話「エゴサーチ」、第25話「炎上」
「アイドルの9割はエゴサしてる!」「世は大エゴサ時代!」との有馬かなの熱弁と共に、「コンテンツとファンは常に相互監視状態にある、そして芸能は私達そのものがコンテンツ」とあり、コンテンツである芸能人はファンに監視されていることを警告されています。
そして、「深淵を覗く時、深淵もまた、こちらを覗いている事を忘れてはいけない」と締めくくられた後は、視聴者からの冷たい書き込みに呑み込まれ、平静を失っていくあかねの姿が描かれています。
子役時代からメディアに露出があり、ネットの書き込みにもさらされてきた有馬かなと違い、真面目な舞台役者で耐性のないあかねはどんどん焦り、事件を起こして炎上してしまいました。
ユーチューバーとして経験豊富なMEMちょの心配むなしく、あかねは謝罪に群がる炎上をまともに受け取り、どんどん傷つき追い詰められ、とうとう自殺未遂まで起こしてしまいます。
② 第26話「嵐」
ここでは、有馬かなとミヤコ社長により、リアリティ―ショーにおける炎上の恐ろしさが語られています。現実世界の日本でも、フジテレビの「テラスハウス」の木村花さんの事件が記憶に新しいところですが、作中では黒川あかねの自殺未遂がストーリーの焦点になっていきます。
ちなみに、海外では乱れた性生活を扱うような過激な恋愛リアリティショーが横行する中、日本のリアリティーショーはまだ大人しいものだそうです。なお、今更ですが、作中の「今ガチ」のモデルになった番組はAbemaTVの「今日、好きになりました」だと思われます。
③ 第27話「バズ」
恋愛リアリティショーで視聴率を稼ぐため、番組側が編集等により対立を際立たせる傾向は、作中の「今ガチ」でも同様でした。
これに対し、アクアはMEMや他の出演者と協同し、皆仲良しである「私達視点の今ガチ」をSNSを通じて視聴者に提供することにより、炎上の終息を図ります。アクアがディレクターを説得し、鷲見ゆきが黒川あかねを庇い抱きしめる映像を入手したこともあり、黒川あかねへのバッシングは収束に向かいました。
「今ガチ」の騒動はこれで一応の決着を見たのですが、【推しの子】内ではこれからも、芸能界とSNSという、今や切っても切れない関係について扱われる機会があると思われます。そこで、主要登場人物のSNS事情について追っていきます。
④ 星野ルビー
作中で軽率さの目立つ彼女ですが、SNSについてもその傾向は変わらず、SNSでまずいジュースのディス書き込みをしようとして、有馬かなに止められる場面がありました(24話)。
幼児時代からの悪癖(3話)のようですから…
ツイッターでのリプ合戦、ちゃんと裏垢作ってやっていたのでしょうか?まさか、アイのアカウントを勝手に使ってたなんてことは…
⑤ 有馬かな
芸歴が長いこともあり、SNSについては冷静に捉えられている一方、一般人からの辛辣な書き込みに傷つき、スレて自虐的になってしまっている面もあります。そのうち、自信を取り戻すとは思われますが。
ルビーのような軽率さはありませんが、もともと口が悪いので、今後の物語でもトラブルの心配があるでしょう。ユーチューブはあまり見ない(22話)そうですが、今後は後述のコラボ等関わり増えると思われます。
⑥ MEMちょ
27話での活躍を挙げるまでもなく、ネットを活用してのし上がってきた人物で、SNSの特性を知り尽くしているキャラです。トラブル発生時には心強いですが、実は25才という爆弾を抱えており、メディアに露出が増えていくほど暴露トラブル等の危険もありうるでしょう。
物語の最後となると思われる映画「十五年の嘘」には露出のない彼女ですが、実年齢発覚等で消えるにせよ、少なくとももうひと出番あると思われます。
⑦ 星野アクア
SNSは知識はあるものの、利用していません。芸能活動にも消極的であったため、活用もしてこなかった模様です。もとより如才ない性格で、彼がトラブルを起こすことはなかなかないと思われます。
ストーリー展開の中で父親を捜す行程において芸能界に巻き込まれつつありますが、彼はやはり、「今ガチ」の時と同様、物語的にトラブルを解決する側に回るでしょう。
⑧ 斎藤ミヤコ&苺プロ
ティックトッカーやユーチューバーを多く抱える苺プロの社長だけあり、ネットの事情にも精通しています。稼ぎ頭のピエよんは年収1億のトップユーチューバーです。
作中では、B小町がピエよんとコラボしましたが、今後の売り込みにあたっては様々な配信者とのコラボが欠かせないはずですので、苺プロの他の配信者や、他の事務所の配信者とのコラボが作中であるかもしれません。
ピエよんにしても、アクアにトレースされたのが彼の最後の出番とは思えません。
⑨ まとめ
SNS上のトラブルにせよ仕事にせよ、B小町に振ってきそうです。ストーリー的には、アクアが解決のために奔走する立ち位置になると思われます。
知力や演技力、動画スキルもさることながら、アクアの最大の武器はコミュ力ですので、各登場人物と絡んだ働きが期待できると思われます。
以上、駄文失礼しました。
次回のテーマは未定です。
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