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【推しの子】【考察】③○○の正体は?【ネタバレ注意】
ストーリー:赤坂アカ × 画:横槍メンゴ の最強タッグで描かれる芸能界サスペンス「推しの子」は週刊ヤングジャンプで好評連載中です。
この記事では、最新話までの情報から、様々な考察を行っていきます。
【注意】ネタバレが大量に含まれるので、未読の方は回避お願いします。事故防止のために改行及び作品リンク等挟みます。
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[今回のテーマ]「父親の正体は?」
今回のテーマは父親についてです。
物語の中核を為す秘密であり、まだ作中にもあまり情報はありませんが、現時点(第36話まで)の情報から考察します。
また、前回及び前々回の考察から、父親がアイやゴロー殺害の黒幕という線はないものとします。
① 劇団の男
劇団「ララライ」にアイを変えた男がいる、という部分をまず考察します。
第33話の鏑木Pの証言より、「ララライ」のワークショップに参加してから、アイが事務所に秘密で男と逢うようになっていた事がわかっています。アイの交友関係は広くないので、この人物が父親である可能性は濃厚でしょう。
劇団関係者もしくはワークショップ参加の芸能人と考えられますが、ララライはまだ当時それほど有名ではない事、まだ15才以下と幼いアイが店を選ぶこともあった事から、男は年上の大物芸能人ではなく、アイと同年代の人物と推測できます。
② 第2話の役者らしき男
第2話で、殺風景な部屋でアイの映像を凝視する怪しい男が描写されています。
アイを殺害した「リョースケ」とは眉の辺り等、人相が異なります(手入れ等で変わる範囲ではありますが)。「リョースケ」でないなら父親である可能性が考えられます。
アイを凝視するその傍らに台本らしき冊子の束があるので、芸能人ではあるようです。役者でしょうか? また、すでにアイ出産の情報を得ている様子です。
復帰したアイを見て騙された、と語っていますが、さすがに役者なり芸能人がファンと同じ貞操観念とは考えづらいので、彼が父親なら、アイから妊娠・出産は伏せられていた、と考えられます。
父親がどんな人物であれ、16歳アイドルのアイには堕胎を勧めるでしょうから、出産の決意の固いアイは、彼には体調不良と嘘をついていたのではないでしょうか?
③ 電話ボックスでの会話から
アイは、8話にて父親への電話を公衆電話からかけています。徹底して、双子の秘密を守り抜く姿勢がうかがえます。
一方、父親側は、寄りを戻す話を出しているので、アイにまだ未練があるようです。また、自分側から会うよう住所を聞いていることから、双子と会うことにも積極的であった事が伺えます。
アイの口調からしても、かなり気安い間柄ではあるようです。
もちろん、アイが向こうの態度に関わらず、強引に話を持っていっている可能性もないわけではないですが。
④ 第9話冒頭インタビューの男
双子の父親は、当然ながらある程度アクアに似た外見を持つ人物だと思われます。
この為、第9話冒頭インタビューに出てきた男を、アクアではなく父親ではないかと推測することもできなくはありません。
ただ、アイからの遺伝と思われる星形の瞳といった否定情報もありますので、細部は次回の考察にしたいと思います。
⑤ 父親はなぜアイの死後も子供たちの前に現れないのか
9話の電話ボックスの会話から、父親は少なくとも子供が双子であることまで知っているようです。
この父親がなぜ双子の前に現れないのかについては、いくらでも理由が考えられると思います。
単なるクズ、心痛から、アイや自分のスキャンダルを嫌って、既に別の家庭を持っている、関係者に止められている等々で会いに行かないとか、重病で会いに行けないというパターンもあるでしょう。
その他、再会のための十分な情報を持っていない、あるいは間違った情報を持っているパターンもあります。
例えば、9話の電話ボックスの会話時、アイが新住所で双子と会わせることを避け、児童養護施設周辺を待ち合わせ場所に指定していたとしたらどうでしょう? 父親はアイの死後、双子はその施設に預けられているものと勘違いしたかもしれません。
⑥ パスコード「45510」?
アイが妊娠前使っていたスマホのパスコード「45510」も一応考察しておきましょう。この数字が人名からとっているとすると「よーこ・ごとう」「よーご・ごとう」「(ケータイ入力)たに・あん」あたりでしょうか? 男性の人名だと「ゴトウ・ヨウゴ」あたりありそうですが、さすがにこれが父親の名というストレートな線は…
⑦ その他の可能性は?
アイも義務教育の中学には通っていたでしょうし、他の「B小町」メンバーとの付き合いはなくとも、何の因縁もないわけはないでしょう。しかし、これまでの作中で毛ほども触れられていない以上、これらからの関係の線はほぼないものと考えていいでしょう。
⑧ まとめ仮説
まとめると、最も可能性の高い話としては、以下のような関係が考えられます。ここでは、父親を「男A」と呼びます。
<以下仮説>
まず、劇団「ララライ」で出会ったアイと、まだ若い役者の男Aは、恋に落ちて関係に及びます。ここで妊娠したアイは出産を決意し、男Aに妊娠を隠したまま別れを告げます。
失意の男Aですが、しばらくして復帰したアイから出産した旨を告げられます。男Aは驚き憤るも、隠し子の秘密は守ることにします。
アイの20歳の誕生日前に、アイから双子に会うことを持ちかけられた男Aは、寄りを戻す話ではないと知ったうえで、双子に会いに行くことにします。しかし、その前にアイはストーカーに殺され、男Aが双子に会いに行く機会は失われてしまいました。
<仮説ここまで>
[今後のストーリーは?]
「ララライ」は今や一流の役者しかいない劇団であり、劇団所属の如何にかかわらず、男Aも一流芸能人に成長しているのではないでしょうか? すると、アクアの調査も一筋縄ではいかないでしょう。
男Aに近づくため、アクアも一流の役者になる必要が生じるかもしれません。すると、黒川あかねとも深く関係することになるでしょう。
考察は以上です。駄文失礼しました。
次回は「映画『十五年の嘘』」について考察したいと思います。
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