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【推しの子】【考察】②○○の犯人及び黒幕【ネタバレ注意】

 ストーリー:赤坂アカ × 画:横槍メンゴ の最強タッグで描かれる芸能界サスペンス「推しの子」は週刊ヤングジャンプで好評連載中です。
 この記事では、最新話までの情報から、様々な考察を行っていきます。
【注意】ネタバレが大量に含まれるので、未読の方は回避お願いします。事故防止のために改行及び作品リンク挟みます。
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[今回のテーマ]「ゴローを殺した犯人及び黒幕」
 今回の考察テーマは、ゴローを殺した犯人および黒幕についてです。

① 犯人「リョースケ」について
 まず、犯人についてははっきりしています。声と顔を知るアクアが「アイを殺した人物と同一人物」としており、9話でアイを殺害した「リョースケ」というストーカーです。9話での犯行当時22歳学生ですので、ゴロー殺害時には18歳前後でしょう。
 一方、彼はゴロー殺害後もアイのファンを続け、握手会にまで出ていたので、アイの妊娠・出産を知ったのは少なくともこの時ではないようです。

同一人物

② 犯人「リョースケ」はどうやってアイの病院を知ったか?
 アクアは、「犯人がアイの病院先を突き止められたのは、情報提供者がいるからだ」と考えているようですが、どうでしょう? 
 アイの来院以前、ゴローは病院でアイの布教活動にいそしんでいました。そんな病院に16歳の少女が5ヶ月近く通っていれば、アイの事に気付いた者が病院内に現れても不思議ではなく、漏れた情報はストーカーの目にも止まるでしょう。

布教活動

③ ゴロー殺害は情報提供者による指示か?
 情報提供者がゴロー殺害を指示した可能性は低いでしょう。
 情報提供者がいたとすれば、アイから情報を得た父親や関係者しか考えられず、アイの妊娠スキャンダルによりダメージを受ける人物です。
 危険なストーカーにアイの情報を流して、アイのスキャンダル隠蔽に協力的な医者を殺すメリットは何一つありません。
 殺人(行方不明)発生で新たな人目をひけば、アイの事に気づいたり口外したりする者が増えるリスクまであります。
(例えば、ゴローの代わりの産科医や、行方不明を捜査する警察、ゴローを訪ねて病院に来た人物が(アイドル)アイに気づけば…)

偽名指示

④ 社長黒幕説について
 一応、社長が黒幕という説も考察しておきます。
 確かに彼は、病院関係者等の細かな状況を現場で見た上で、口封じに必要な判断及び事前事後必要な対処行動が可能な、ほぼ唯一の人間です。
 しかし、ゴローはスキャンダル隠蔽に協力的ですし、先述の通りゴロー殺害はデメリットの方が大きいので、社長にもゴローを殺す積極的理由はやはりありません。
 ただ、ゴロー行方不明時、本来彼はゴローを探さなければならなかったはずです。スキャンダル握る人物が姿をくらました先がブン屋でないとは限らなかった訳ですから。

社長苦悩

⑤ 結局、ストーカー「リョースケ」はなぜゴローを殺したか
 ストーカー「リョースケ」は、ゴローに話しかけ、問い返されて逃げるという行動をとってます。最初からゴローを殺すつもりであったとは考えにくいです。
 様子見に近づいた結果、怪しまれ追い詰められたので殺したとか、計画性なしに殺人を犯したケースが考えられます。

亮介逃走

⑥ まとめ+勝手な憶測
 結局のところ、病院で漏れた情報を元に辿り着いたストーカー「リョースケ」が、ゴローに追われたのでとっさに殺してしまったという線が一番可能性が高いと思われます。。
 ただ、これだけでは物語的につまらなく、漫画的にありえないでしょう。
 なら、「リョースケがゴローを殺害して去った後、ゴロー死体を見つけた社長は、ゴローの死体を埋めて隠蔽した」というストーリーはいかがでしょうか? サスペンスでよくあるパターンですが、警察やマスコミが来るとまずい人物(この場合は社長)が、たまたま殺人事件を目撃するも…というヤツです。

画像7

 以下、勝手な憶測です。
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 ゴロー「おい! ちょっと待て!(追いかける)」
 リョースケ「(やばい! 逃げよう!)」(山道を逃げる)
   ####(山道を逃げるリョースケ、追うゴロー)
 ゴロー「(携帯を取り出し)山道走らせやがって…どこ行った?」
 リョースケ「(やばい! 警察呼ばれる! …もう殺すしかない)」
   ####(リョースケ、ゴローを殺す)
 リョースケ「やっちまった…逃げよ!」(山を下るリョースケ)
   ####(社長が、ゴローの後を追って山道に入る)
 社長「なんだ? 先生、こんな山道走って行って…怪しいなぁ」
 社長「あれ? 向こうから誰か来る? ああ、キミ。白衣着た人を見なかったか?」
 リョースケ「し、知らない!」(走り去る)
 社長「変な奴だなぁ…手に血がついてたけど、怪我してたのかな?」
   ####(社長、山道を進み、ゴローの死体を見つける)
 社長「ふぁっ! 先生が死んでる! さっきのヤツにやられたんか!?」
 社長「警察…」(携帯取り出す)
 社長「(携帯を操作する手を止める)…ダメだ! 警察が来たら、病院も調べられる。アイの事が明るみになれば、俺もアイも終わりだ!」
 社長「...ゴロー先生…堪忍してくれ…」
   ####(社長、ゴローの死体を埋める)
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 こんな形なら、社長の隠遁の理由にもなりますね。
 スキャンダル発覚恐れて逃がしてしまった殺人犯が、数年後にアイを殺したとなれば自責の念に囚われてもおかしくありません。

[今後のストーリーは?]

 この先、ルビー(さりな)が、ゴローを探すストーリーはあるのでしょうか?
 ルビーはアイの担当医がゴローであったことも知りませんし、自分が生まれた病院が、さりなとして死んだ病院であることにも気づいていないでしょう。ゴローまでの道は遠そうですね。
 しかし、ルビー(さりな)は未だゴローへの想いを持っているので、アイドルとして踏み出して以降、何かのきっかけでゴローの足取りを探りに出るかもしれません。
 さすがに、第一話で発生した殺人事件に誰一人気づくことなく終わるサスペンスはないと思われます。

初恋

 以上、駄文失礼しました。
 次回は「父親の人物像」について考察したいと思います。


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