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【推しの子】【考察】⑧黒川あかねを軸にした再考察【ネタバレ注意】

 ストーリー:赤坂アカ × 画:横槍メンゴ の最強タッグで描かれる芸能界サスペンス「推しの子」は週刊ヤングジャンプで好評連載中です。
 この記事では、最新話までの情報から、様々な考察を行っていきます。
【注意】ネタバレが大量に含まれるので、未読の方は回避お願いします。事故防止のために改行挟みます。
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[今回のテーマ]「黒川あかねを軸にした再考察
 ヤングジャンプ本誌の2.5次元舞台編でいろいろと動きがあり、今までの考察を改めなければならない部分も増えてきたので、第51話までの情報を元に久しぶりに物語の謎を考察していきたいと思います。

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① おさらい「黒川あかねの人物像」
 これまでの黒川あかねについての人物像は以下のとおりです。
・ 徹底した考察力と、天性の演技力の持ち主
・ 性格は真面目だが、演技以外は気弱で不器用
・ 過去、有馬かなに仕事を取られ、子役としては活躍できず。
・ 活動は主に舞台演劇。劇団ララライの若きエース
・ 「今ガチ」でアクアと「ビジネス上の彼女」となっている。
 最新話ではアクアの出生の秘密に感づき、これからも物語のカギを握る人物と思われます。

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② 序章では出てきていない?
 主人公の秘密にこれほど深く踏み込んできたキャラにもかかわらず、序章のインタビューされる人物には出てきていません。51話で五反田監督と面識がなかったことがわかっており、「オムツの時から見てきた」とされる「15年の嘘」のメインキャストではないことがわかっています。
 そのため、一部では「知りすぎたサスペンスの登場人物よろしく死亡説」まで出ています。

映画

③ 「負けてるなんて思っていませんよ」…インタビュアーでは?
 さて、ここで序章のある場面について再考察したいと思います。第6話冒頭インタビューで、「天才役者と評判ですが」との質問に、有馬かなが突如「でも負けてるなんて思っていませんよ」と返してきた場面です。
 過去の考察では、この「負けてるなんて思っていない」相手は、アクアやルビーではないかと予想しました。脈絡なく「負けてるなんて思っていない」と言い出して話が通じるので、同じ映画のメインキャストと思われたためです。

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 ただのインタビュアーに「負けてるなんて思っていない」なんて言い出して話が通じるには、映画のメインキャストとして、天才的な演技を見せて素人にも分かるほどの差が話題となっていないとならないでしょう。
 しかし、2.5次元舞台編でララライ看板役者の姫川に合わせて抜群の演技を披露してみせた有馬かなが演技初挑戦のルビーに大きく負けるとは思えません。いくらルビーに天性の才があるといっても、いきなり「天才だから」で大差勝ちすることを許すようなリアリティの無い作風でもありません。
 アクアもこれから役者として覚醒していくかもしれませんが、姫川に合わせた有馬かなが差をつけられるものではないでしょう。男優と女優の演技力の差なんてもとより話題になりにくいものですし。

じゅ演技力

 となれば、「負けてるなんて思っていない」なんて言い出して話が通じる理由として残されたものは「目の前のインタビュアーが天才役者として評判の人物=黒川あかね」である以外ないでしょう。
 有馬かなと黒川あかねの関係が発覚していなかった過去の考察では、天才役者黒川あかねが、「有馬かなさんは天才役者と評判ですが」とインタビューするのは嫌味にとられ、真面目な彼女では考えづらいとしていました…考察時は二人の関係が不明でしたので。
 が…はい。第40話で明らかになりましたとおり、この二人、実は会っていきなり口撃に入る因縁の仲でありました。むしろ、わざと「天才役者と評判です『が』」とインタビューに嫌味を入れてきたと取るべきでしょう。

あかね口撃

③ なぜインタビューを?
 さて、序章のインタビュアーがあかねだとすれば、なぜ舞台役者のあかねがインタビューを?という疑問が当然湧いてきます。
 雑誌記事を依頼された等きっかけは他にあるにせよ、彼女が足を運んでインタビューする理由として考えられるのは、演じる役を考察するためと思われます。隠遁した斎藤社長にまでインタビューに向かっていることから、考察の対象は「アイ」でしょう。
 ただ、彼女は「15年の嘘」のメインキャストではありません。なので、別の機会にそれを披露することになるのではないでしょうか?
 あるいは、彼氏であるアクアのために、個人的に調べているのかもしれません。

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④ 第9話冒頭のアクアへのインタビュー
 インタビュアーがあかねだとすれば、第9話のインタビュー時のアクアの態度も納得がいきます。
 明らかに突き放した態度の彼ですが、通常外向きには如才ない受け答えをする人物ですので、自分をさらけ出した冷酷な答えは逆に身内にしかしないでしょう。
 最新話(第51話)でも、心配するあかねに対するアクアの態度は、「やめろ」と、実に冷淡です。この時点のビジネス彼氏彼女の関係から物語の終わりまで、ほとんど仲の進展はないのでしょう。
 もとより彼女の才能の利用を企んでの関係であり、ビジネスの関係とはいえ、献身的な彼女にこの態度はかなりのクズです。彼には、父親からの血も半分入っていることを忘れてはいけません。

やめろ

⑤ 第10話冒頭のビデオレター
 第2~9話がインタビューであるのに対し、第10話だけビデオレターです。あかねがインタビュアーである説が正しければ、このビデオレターはあかねがインタビューの過程で発見したものと考えられ、おそらくは第8話の斎藤元社長のところに預けられていたものではないか、と考えられます。ただの記者なら形見のビデオレターを託されるはずもありませんが、「彼女」という便利な設定のあるあかねになら可能です。
 あるいは、アクアを救おうとするあかねの捏造かもしれません。過去の記事でも挙げたとおり、あかねはアイの瞳の星を模倣可能です。対して、双子は目を開けていません。

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 2.5次元舞台編でもあかねは目に小さな星をちょくちょく入れてきているので、このスキルはどこかで使ってくるでしょう。

akane女神

  以上、駄文失礼しました。

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