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日本百名山鳳凰三山③

2)薬師岳小屋~中道(なかみち)コース~中道登山口
📷 Yasuo Wakayama
いよいよ、鳳凰三山最終回です。
そうそう、薬師岳は北アルプスにあるほうが高くて、多くの方はそちらがまずは頭に出てくるかもしれませんが、こちらも全く同じ薬師岳です。しかも同じく日本百名山であります。美しさはどちらも素晴らしい!
気持ち良すぎた、天空のビーチと北岳などの名峰にお別れを告げ、中道ルートを下ります。出だしは花崗岩がまだ名残惜しく見送ってくれます。

稜線から少し下ると、徐々に植物が現れます

15分くらい下ると、完全な森になります。先ほどの別世界の面影はなく、森です。植生が少しずつ変わって、緑がどんどん深くなっていくところがこの中道の好きなところ。薬師岳山頂2780mから、1600mほどの落差がありますので、当然ですが、上と下では気温も全く違います。

前半部分の休憩スポットの御座石。でかいです

基本的にどこも急斜面です。時折一瞬と言っていいほどの、平が現れますが、基本斜面です。しかも上部は、岩が露出していて、段差が大きな個所もあり、手をついたりしながら下ります。近年の大雨で地面が大きくえぐれている箇所もあるのでメンテンナンスしたいですね。

中道ルートの中間地点の笹平。奥に雲海が見えます。

中道ルートの中間部分に、笹平(と僕は呼んでいる)と言われる、笹地が出てきましたら、ここで半分です。撮影したこの日は、この辺りから雲の中へ入っていきました。ここには道標があるのですが、完全にクマさんにやられたであろう姿です。今年はまだ行ってないのでわかりません。道標はよく熊がいたずらするんですよね。

中間地点、笹平。ここから両脇に笹がでてきます。穏やかな休憩スポット

笹平を過ぎると植生がまた一気に変わります。シダが多く出てきます。僕はこの辺りは、霧に巻かれたときの雰囲気が大好きです。ちょうど撮影したこの日も雲の中でした。ところどころに昔の林業のワイヤーが登山道に出ているので足元注意です!

幻想的なトレイル

中間地点からは、足元が良くなるので、前半部分より進みも早いです。何しろ森が気持ちいいですから、スイスイ下っちゃいます。途中に倒木を利用した休憩ベンチも見つけてください。

ガスの中、雰囲気が良くて、ランの撮影してもらいました

さて、いよいよ中道登山口に到着します。車はここの河原に置いてあります。そこに置いた訳は、、、
川のお風呂に入るためです。お風呂といってもキンキンに冷えた天然水風呂。山の上は涼しくて、とても川に入る気持ちではないのですが、徐々に暑くなってきて、汗も噴き出し気味になります。そして、登山口につく頃には汗だく。そのまま、河原へダッシュして、ドボン。夏はもはやこのために登っているといっても過言ではありません。これを週に3回ほど。

小武川にて、「最高」「フゥ!」 それだけ!

今回は下山での紹介でしたが、普段の一人のトレーニングの時はいつも中道ルートをピストンしています。薬師岳小屋の荷物があるときは歩荷スタイルで。そして下山してドボンです。
何も言うことありません。

以上、鳳凰三山でした。Chao chao!!

おわり

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