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自然観察を楽しみたい!【野鳥・植物 etc】

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生き物の生態や身近に見つけられる植物についてなど、自然の中の「そうだったんだ!」を紹介します。
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#散歩

きのこの秋到来! 公園で今出会えるきのこ5選

地上に舞い降りた星々 ツチグリ 外皮は乾燥させると閉じ、水分を補うと開くので、家に持ち帰って、外皮の開閉をじっくり観察することもできます。(新井) ロマンチックなキャッチフレーズがぴったりの星形のきのこ。公園や神社などの林で、地面を注意深く探してみましょう。たくさん群生していることもあります。 みかんの皮のように見える部分は、なんと周囲の湿度によって開いたり閉じたりするのです! 一つ持ち帰って観察してみても面白そう。 未熟な時は食用にもなるのだそうです。 見つかる場所

灼熱のアスファルトもへっちゃら! 8月、街中で出会える雑草の花5選

1. こんなに暑くても平気です 〈 コニシキソウ 〉コニシキソウはひとたび目につくようになると、道ばたのあちこちで見かける雑草です。緑の肉厚な葉に赤紫の模様が入っていて、地面を這うように生えています。 晴れた夏の日中は、気温は地表に近いほうが高温です。そんな暑い日にも平然と花を咲かせ続ける、コニシキソウのタフさに驚きます。 よく見ると、おもしろい形をした美しい植物です。ちょうど花盛りのように見えます。 コニシキソウは花が延々と咲く、花期が非常に長い植物です。 花びらのよ

今、街の野鳥は何してる? 気になる真夏の鳥の暮らし

夏の間、ツバメはどこに?家の軒下で子育てをしていたツバメも、夏になるとすっかり姿を見なくなります。 はてさて、どこへ行ってしまったのでしょう。 あまりにも忽然と姿を消すので、昔の人は海の中に潜ってしまったと考えたようですが、さすがにそんなことはありません。 街のツバメは子育て中だった! 実はツバメが街にいるのは、子育てをしている時だけなんです。 子育てしていないときは、日中は川や水田の近くにいて、獲物である飛翔昆虫を飛び回って捕食したり、近くの電線に止まって休んでいるーー

夏休みは公園で「きのこ」を探そう! 8月に出会えるきのこ5選

コケの間に潜む、かわいい小悪魔 ヒナノヒガサ「こんなところに、こんなにかわいくてきれいなきのこ! と、見つけたら嬉しくなること間違いなし。コケが生えている場所をじっくり探してください。」(新井) 夏から秋に、林や庭のコケの上に生えます。 透明感のあるオレンジ色が被写体にぴったり。傘の直径が1センチ弱と、とても小さなきのこです。 こんなにかわいいのに、中枢神経系に作用する毒を持っているれっきとした毒きのこだとか! 食べずに鑑賞して楽しみましょう。 千本、二千本は当たり前!

実は夏がベストシーズン! 不思議でかわいい「きのこ」に出会いたい。

街中で出会える森の妖精 きのこ 雨のあと、じんわりと湿った落ち葉や苔の間から姿をあらわす“きのこ”。 シイタケやエノキタケなど、食卓に並ぶ身近なきのこがある一方で、街中の公園や遊歩道、庭の花壇で出会えるきのこがいることを知っていますか? ちょっぴり古くなった木のベンチや階段。 街路樹の幹や枝。 花壇に敷かれたウッドチップの上や、公園の芝生の上。 普段は気がついていないだけで、意識して探してみると、だんだんとその存在が目に入るように。 きのこというと秋のイメージがありま

雑草の花にも名前がある。街角を彩る花たちの図鑑

庭で、街角で、見かけた花の名前がわかる。 いちばん身近な雑草図鑑が誕生! 新シリーズ「散歩道の図鑑」の2冊目となる本書。 市街地や公園、空き地、河川敷など、身近な場所で出会える雑草の花100種を選抜した、これまでにない雑草図鑑です。 掲載種が100種だからこそ、初心者でも使いやすく、出会いやすく、覚えやすい。 本書があれば、日常のなかで雑草観察を楽しむことができます。 解説文には図鑑としての基本情報はもちろん、見分けのポイント、知ると面白い生態、名前の由来などの雑学も掲