マガジンのカバー画像

自然観察を楽しみたい!【野鳥・植物 etc】

42
生き物の生態や身近に見つけられる植物についてなど、自然の中の「そうだったんだ!」を紹介します。
運営しているクリエイター

#夏休み

灼熱のアスファルトもへっちゃら! 8月、街中で出会える雑草の花5選

1. こんなに暑くても平気です 〈 コニシキソウ 〉コニシキソウはひとたび目につくようになると、道ばたのあちこちで見かける雑草です。緑の肉厚な葉に赤紫の模様が入っていて、地面を這うように生えています。 晴れた夏の日中は、気温は地表に近いほうが高温です。そんな暑い日にも平然と花を咲かせ続ける、コニシキソウのタフさに驚きます。 よく見ると、おもしろい形をした美しい植物です。ちょうど花盛りのように見えます。 コニシキソウは花が延々と咲く、花期が非常に長い植物です。 花びらのよ

【夏休み特別企画】捕った魚を調べてみよう!【名前調べ編】

後編の【名前調べ編】では、前編で採集した魚を『タモ網1本ではじめられる魚とり』を使って名前を調べてみます。 ⇒【採集編】はこちら 今回、種類を調べるのはこの2匹。 まずは、1匹めの銀色の小魚から。 まずは26ページの「よく似た小魚の見分け方」ページを見てみよう。 このページは、この書籍の大きな特徴でもあり、こだわった部分だ。 市販されている図鑑では、「コイ科」「ハゼ科」など分類別に魚が並んでいることが多い。魚の知識のある人であればすぐに目的の種類にたどり着けるが、そう

今、街の野鳥は何してる? 気になる真夏の鳥の暮らし

夏の間、ツバメはどこに?家の軒下で子育てをしていたツバメも、夏になるとすっかり姿を見なくなります。 はてさて、どこへ行ってしまったのでしょう。 あまりにも忽然と姿を消すので、昔の人は海の中に潜ってしまったと考えたようですが、さすがにそんなことはありません。 街のツバメは子育て中だった! 実はツバメが街にいるのは、子育てをしている時だけなんです。 子育てしていないときは、日中は川や水田の近くにいて、獲物である飛翔昆虫を飛び回って捕食したり、近くの電線に止まって休んでいるーー

【夏休み特別企画】こんなに水辺の生き物が捕れる!?タモ網を持って川に出かけてきました!【採集編】

『タモ網1本ではじめられる魚とり』が発売後の先日、関東某所の川に、著者である仲さんと、おもに生き物好き編集者からなる「山と溪谷社いきもの部」メンバー4名の合計5名で魚捕りに出かけてきました。 仲さんは魚捕りの大ベテランですが、いきもの部のメンバーはそこそこの経験者が2名、ほぼ未経験者が2名という構成。 川は都心から電車で1時間程度の場所にある川の中流で、護岸化されている箇所も少なく、なかなか自然度が高い。ある程度魚捕りに慣れている人なら、「カワムツやアブラハヤ、シマドジョウ

夏休みは公園で「きのこ」を探そう! 8月に出会えるきのこ5選

コケの間に潜む、かわいい小悪魔 ヒナノヒガサ「こんなところに、こんなにかわいくてきれいなきのこ! と、見つけたら嬉しくなること間違いなし。コケが生えている場所をじっくり探してください。」(新井) 夏から秋に、林や庭のコケの上に生えます。 透明感のあるオレンジ色が被写体にぴったり。傘の直径が1センチ弱と、とても小さなきのこです。 こんなにかわいいのに、中枢神経系に作用する毒を持っているれっきとした毒きのこだとか! 食べずに鑑賞して楽しみましょう。 千本、二千本は当たり前!