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【読書感想文】人工知能が人間を超える日は近い?『人工知能は人間を超えるか』

人工知能は私たちの生活にどんどん浸透していますが、その仕組みや可能性についてはあまり知らないと思いました。そこで、人工知能の第一線で活躍する松尾豊教授が書いたこの本に興味を持ちました。

人工知能が人間を超えるかどうか、その日がいつ来るのかについて論じられています。ディープラーニングや強化学習などの基礎的な概念から、自然言語処理や画像生成などの応用分野まで、幅広くカバーしています。また、人工知能が社会や倫理に与える影響や課題についても考察しており、読者にとって有益な情報が満載です。

本書の中で特に役に立ったのは、第4章と第5章です。第4章では、ディープラーニングの限界と課題について詳しく解説しており、その中で「ブラックボックス問題」や「バイアス問題」、「セキュリティ問題」などが挙げられています。これらは、人工知能を使う際に注意しなければならない重要なポイントだと思いました。また、第3章で紹介されている人工知能の応用分野についても刺激的なトピックがありました。例えば、医療や教育や芸術などで人工知能がどのように活用されているかや、今後どんな可能性があるかを具体的に紹介しています。これらの事例を読むことで、私自身も人工知能を使って何か創造したり貢献したりすることができるのではないかとワクワクしました。また、人工知能が人間の仕事や役割を奪うのではなく、補完や協力することでより良い社会を作ることができるという考え方も示唆されています。これは、人工知能と人間の関係について考える上で重要な視点だと思いました。

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