あなたを罪に定めるのは:聖書をめぐる旅 3/22
3/22(火)
ヨブに対するエリファズの忠告2巡目に入りました。ちょっと、言葉はきつくなっているように思います。コヘレトの言葉からは、その昔薪作りでチェーンソーを使っていたことを思い出しました。
ヨブ記15章
4あなたは神を畏れ敬うことを捨て
嘆き訴えることをやめた。
5あなたの口は罪に導かれて語り
舌はこざかしい論法を選ぶ。
6あなたを罪に定めるのはわたしではなく
あなた自身の口だ。
あなたの唇があなたに不利な答えをするのだ。
10わたしたちの中には白髪の老人もあり
あなたの父より年上の者もある。
11神の慰めなどは取るに足らない
優しい言葉は役に立たない、というのか。
23彼はパンを求めてどことも知らずにさまよい
暗黒の訪れる時が間近いことを知る。
24苦しみと悩みが彼を脅かし
戦いを挑む王のように攻めかかる。
ヨブの友人エリファズの言葉は、忠告の2巡目に入り、辛辣をきわめます。
あなたを罪に定めるのは、あなた自身の口だ。
私たちの慰めなど意味がないというのか?
そして、パンを求めてさまよい歩き、苦しみと悩みが襲い掛かる、と。
売り言葉に買い言葉とでもいいましょうか。
こうなると、エリファズはヨブの元に何をしにきたのかわからない
状態になりつつあります。
しかし、遠方から友のためにやってきて、「藪医者」呼ばわりされると
頭にきたということだと思います。
ヨブの気持ちを想像するとは、
「お前は、何のために、やってきたのか!
私を慰めるためではなかったのか!
今の言葉は、完全に傷口に塩を塗るような言葉だぞ!」
コヘレトの言葉10章
10なまった斧を研いでおけば力が要らない。
知恵を備えておけば利益がある。
その昔、廃屋を壊して、廃材を取り出し、くぎを抜いて
適度な長さに切り、薪にするという作業を1日中していたことがあります。
そこでは、チェーンソーを使うのですが、機械だからいつまでも、切れるのかと思っていると、歯を研がないと、切れ味が鈍ってしまいます。
先輩に教わって、チェーンソーの歯を研いでみました。
一つ一つの歯に丸いやすりをつかって研いでいくので、軽く15分くらいかかります。それでも、その後の切れ味は、素晴らしいものがあります。
それまで、自分の力を加えないと切れなかった柱が、チェーンソーを当てるだけで、その重みで切れていきます。
何事も、メンテナンスが大事なんだなあと思いました。
斧を研ぐ、知恵を備える。
私の頭の中も、若干メンテナンスが必要です。
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