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わたしは大地に飢えを送る:聖書をめぐる旅 7/23

7/23(土)
 世界の人口の9人に1人が飢餓の中にあるというデータがあるそうです。
今日のアモス書は、間違った方向に進むイスラエルに警告するために、羊飼いのアモスが用いられ、国の中心で語っています。「その日が来る」と。 

アモス書7章

1主なる神はこのようにわたしに示された。見よ、主は二番草の生え始めるころ、いなごを造られた。それは、王が刈り取った後に生える二番草であった。
4主なる神はこのようにわたしに示された。 見よ、主なる神は審判の火を呼ばれた。 火が大いなる淵をなめ尽くし、畑も焼き尽くそうとしたので、 5わたしは言った。
7主はこのようにわたしに示された。見よ、主は手に下げ振りを持って、下げ振りで点検された城壁の上に立っておられる。
11アモスはこう言っています。
『ヤロブアムは剣で殺される。
イスラエルは、必ず捕らえられて
その土地から連れ去られる。』」
12アマツヤはアモスに言った。
「先見者よ、行け。ユダの国へ逃れ、そこで糧を得よ。そこで預言するがよい。 13だが、ベテルでは二度と預言するな。ここは王の聖所、王国の神殿だから。」 14アモスは答えてアマツヤに言った。「わたしは預言者ではない。預言者の弟子でもない。わたしは家畜を飼い、いちじく桑を栽培する者だ。
15主は家畜の群れを追っているところから、わたしを取り、『行って、わが民イスラエルに預言せよ』と言われた。 16今、主の言葉を聞け。あなたは、『イスラエルに向かって預言するな、イサクの家に向かってたわごとを言うな』と言う。

アモス書8章

1主なる神はこのようにわたしに示された。見よ、一籠の夏の果物(カイツ)があった。主は言われた。
9その日が来ると、と主なる神は言われる。
わたしは真昼に太陽を沈ませ
白昼に大地を闇とする。
11見よ、その日が来ればと
主なる神は言われる。
わたしは大地に飢えを送る。
それはパンに飢えることでもなく
水に渇くことでもなく
主の言葉を聞くことのできぬ飢えと渇きだ。
12人々は海から海へと巡り
北から東へとよろめき歩いて
主の言葉を探し求めるが
見いだすことはできない。

 アモス書7章8章は、神様からの4つの幻がアモスをとおして語られます。
そして、イスラエルの中心にいる預言者アマツヤは、このアモスの預言に対して、国を乱す者として、イスラエルを出ていくように伝えます。
羊飼いをしているアモスが用いられて、語るようにされたというのは国の中心には、神様の言葉を聞く者が一人もいないことを物語っています。

そして、彼の言葉は、「その日が来ると」と裁きの日を語っています。
私が注目したのは、「飢えと渇き」です。
これは、パンがない飢え、水がない渇きではなく、
神様の言葉を聞くことができない飢えといいます。
インドの貧民街で活動していたマザーテレサが日本にやってきたときに、
日本の豊かさの中にあっても愛に対する飢え、社会から見捨てられるという飢えの深刻さを語っていました。
申命記8章には、
「人はパンだけで生きるのではなく、人は主の口から出るすべての言葉によって生きることをあなたに知らせるためであった。」とあります。
神様の言葉なしで生きることは、本当に空しいものです。
イザヤ43章の「私の目にあなたは高価で貴い、私はあなたを愛している」という神様の言葉を受け入れたとき、私自身も生きる勇気が湧いてきたと思います。
今日、神様は聖書の言葉をとおして、自然の被造物をとおして、そして私たちの中におられる聖霊様を通して語ってくださいます。
 神様の言葉を聞くことが出来ない状況とは、どんな状況でしょうか?
今日も聖書から学べることに感謝します。

<参考文献>マザー・テレサの来訪


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