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神の箱:聖書をめぐる旅 12/12

12/12(日)
 今日は主日礼拝です。私たちの教会では、神様と再会する喜びを先取りして、力限りの歌声で神様をほめたたえています。
歴代誌上13章、王位についたダビデが気にしたのは神様の箱のことでした。
詩編91篇では、疫病への対応が書かれています。 

歴代誌上13章
 
6ダビデはすべてのイスラエル人と共にバアラト、つまりユダのキルヤト・エアリムに上って行った。それは、ケルビムの上に座しておられる主なる神の箱、その御名によって呼ばれる箱をそこから運び上げるためであった。
7彼らはアビナダブの家から、神の箱を新しい車に載せ、ウザとアフヨがその車を御した。
11ダビデも怒った。主がウザを打ち砕かれたからである。その場所をペレツ・ウザ(ウザを砕く)と呼んで今日に至っている。
14三か月の間、神の箱はオベド・エドムの家族とともに、その家の中にあった。主はオベド・エドムの家の者とその財産のすべてを祝福された。

→映画インディージョーンズ・失われたアークに登場する神の箱がこの章のテーマです。この箱はモーセが神様からいただいた石板、天から降ってきたマナ、アーモンドの杖が入っていたと思います。この箱の上に神様がご臨在され、イスラエルの民と共に荒れ野の40年、そしてヨルダン川を渡るときは川をせき止める奇跡を行いました。ペリシテとイスラエルの戦いで、一時ペリシテ軍の手に渡りましたが、そこで疫病を流行らせ、捧げもの付きでイスラエルの地に戻されていました。
 その神の箱をダビデは、自分の傍に持ってこようとしました。
ダビデが用いたのは、新しい車でした。牛にひかせた新しい車で引いてきたときに、牛がよろめいて、箱を支えようとしたウザという人が討たれました(ペレツ・ウザ)。人間的には、新しい車で運ぶことが理にかなっていたかもしれませんが、神様の箱を運ぶのは決まりがあって、レビ人が担ぎ棒で運ぶことになっていたのです。それに気づくまで、神の箱はオベド・エドムという家族の元に保管されました。すると、その家の財産がすべて祝福されたとありますから、すごい話です。
 人間にとってよいことと、神様にとってよいことには隔たりがあることがわかります。そして、神様にとってよいことは時間がたっても変わらないようです。それゆえ、私たちは旧約聖書にも目を止めますが、この神様の要求のすべてをクリアされたのが、イエスキリストの十字架であったことに気付き、改めて感謝します。


詩編91編

3神はあなたを救い出してくださる
仕掛けられた罠から、陥れる言葉から。
4神は羽をもってあなたを覆い
翼の下にかばってくださる。
神のまことは大盾、小盾。
5夜、脅かすものをも
昼、飛んで来る矢をも、恐れることはない。
6暗黒の中を行く疫病も
真昼に襲う病魔も
7あなたの傍らに一千の人
あなたの右に一万の人が倒れるときすら
あなたを襲うことはない。
8あなたの目が、それを眺めるのみ。
神に逆らう者の受ける報いを見ているのみ。
11主はあなたのために、御使いに命じて
あなたの道のどこにおいても守らせてくださる。
13あなたは獅子と毒蛇を踏みにじり
獅子の子と大蛇を踏んで行く。

→新型コロナの影響が大きくなった時に、
「疫病」というキーワードで聖書を検索し、見つけたのがこの詩編91篇でした。病魔がきて、あなたの傍らに一千人、右に一万人が倒れる時も、あなたを襲うことはない!という言葉に、勇気をもらった気がします。
神様は私たちに御使いを派遣して、守ってくださいます。
私たちは、過剰にこの病魔に反応する必要はなく、神様が与えてくださる役割を果たしていくのみです。
イエスキリストにあって、獅子と大蛇を踏んでいく存在になっていることに感謝します。


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