見出し画像

神様のお住まい:聖書をめぐる旅 10/21

10/21(木)
今日の列王記は出来上がった神殿に、神様の箱を運び込んだところに、やってきました。
詩編では、沈黙と苦悩が心をどのようにするか、語られています。

列王記上8章 

3イスラエルの全長老が到着すると、祭司たちはその箱を担ぎ、 4主の箱のみならず臨在の幕屋も、幕屋にあった聖なる祭具もすべて担ぎ上った。祭司たちはレビ人たちと共にこれらのものを担ぎ上った。
10祭司たちが聖所から出ると、雲が主の神殿に満ちた。 11その雲のために祭司たちは奉仕を続けることができなかった。主の栄光が主の神殿に満ちたからである。
37またこの地に飢饉が広がったり、疫病がはやったり、黒穂病、赤さび病、いなご、ばったが発生したり、敵がこの地で城門を封鎖したり、そのほかどんな災い、どんな難病が生じたときにも、 38あなたの民イスラエルが、だれでも、心に痛みを覚え、この神殿に向かって手を伸ばして祈るなら、そのどの祈り、どの願いにも、 39あなたはお住まいである天にいまして耳を傾け、罪を赦し、こたえてください。あなたは人の心をご存じですから、どの人にもその人の歩んできたすべての道に従って報いてください。まことにあなただけがすべての人の心をご存じです。

→ソロモンが作った神殿に、神様の契約の箱を運び入れると、主の栄光が神殿に満ち溢れて、作業ができなくなったとあります。
 さらに、ソロモンがこの神殿を通して祈ったときにいろいろな願いが叶うように祈られています。神殿に向かって祈る、神殿に参ると願いが叶う、そういう習慣はこの時にできたのかと思いました。
 イエス・キリストは自分のからだのことを神殿と言いました。神様は人間が作った建物ではなく、ご自身が作られた人間の内側に住まわれるという、大変革です。動かない神様ではなく、人間と共に歩まれる神様です。改めて、人間の尊厳の大きさを感じます。本来、人間が主の栄光に満ちる存在とされていることに感謝します。


詩編39章

3わたしは口を閉ざして沈黙し
あまりに黙していたので苦しみがつのり
4心は内に熱し、呻いて火と燃えた。
わたしは舌を動かして話し始めた。
5「教えてください、主よ、わたしの行く末を
わたしの生涯はどれ程のものか
いかにわたしがはかないものか、悟るように。」

→心の中で苦しみがつのり、熱して燃えたとあります。
沈黙し続けるのは、身体によくないのですね。
心は器のようなモノと思いますが、苦しみがその中で燃え上がるとは、現代の人の心の病を言い当てているように思います。
信頼できる人に話すことは、(苦しみを)離すことにもつながりそうです。
主の耳として用いられたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?