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7年の飢饉の後:聖書をめぐる旅 11/12

11/12(金)
列王記下ではエリシャの活躍がイスラエルの王も認めるものになっていることがわかります。
また、詩編61篇は、敵の攻撃からの守りをどこにおくべきか語られています。 

列王記下8章

 
1エリシャは、かつてその子供を生き返らせてやったことのある婦人に言った。「あなたは家族と共に立ち去り、住める所に移り住みなさい。主が飢饉を呼び起こし、それはこの地にも及んで七年も続くからだ。」
6婦人は王の求めに応じてその事実を語った。そこで王は彼女のために、一人の宦官に次のように命じた。「この婦人の物をすべて返しなさい。またこの地を後にした日から今に至るまでの畑のすべての収穫も返しなさい。」

→エリシャの助言で飢饉をさけて7年土地を離れていた婦人が、元の土地に戻ってきた.ちょうどそのときに、王の元にエリシャの奇跡が語られているタイミングでした。物事には、時があるのだと思いますが、神様のタイミングだと思います。そして、王はこの夫人にもとの畑も、留守にしていた期間の収穫も返すように命じました。
 7年間で土地が戻ってくるというのは、7年に1度土地を休ませるという安息年と重なりました。また、税金を払うべきか、弟子がイエスキリストに質問した時の答えを連想させます。
「王のモノは王に返しなさい。神のモノは神に返しなさい。」

11神の人は、ハザエルが恥じ入るほど、じっと彼を見つめ、そして泣き出したので、 12ハザエルは、「どうしてあなたは泣かれるのですか」と尋ねた。エリシャは答えた。「わたしはあなたがイスラエルの人々に災いをもたらすことを知っているからです。あなたはその砦に火を放ち、若者を剣にかけて殺し、幼子を打ちつけ、妊婦を切り裂きます。」

→預言をした相手が、やがて自分たちの民の命を奪う相手だとするとどうでしょう?神様が語れとおっしゃることは、必ずしも預言者にとってよいことばかりではないようです。しかし、歴史に神様が介入していることを思わされる箇所です。


詩編61編

4あなたは常にわたしの避けどころ
敵に対する力強い塔となってくださいます。
5あなたの幕屋にわたしはとこしえに宿り
あなたの翼を避けどころとして隠れます。

→敵は、私の弱点をねらってあらゆる方向からせめようとしてきます。最近は、人間のやることを膨大にふやしてイライラさせようとさせているのかもしれません。
しかし、私の助けは主にあります。
「幕屋に宿り」とは、キリストの中に居るということかと思います。
私は、キリストの中に匿われ、あらゆる敵の攻撃から守られていることを感謝します。

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