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わたしは正当に扱われていない:聖書をめぐる旅 3/16

3/16(水)
ヨブ記をサラリーマン的に見ると、この不満はどのように映るのでしょうか? 箴言は夫婦のうるおい度調査から見て見ました。

ヨブ記9章 

16しかし、わたしが呼びかけても返事はなさるまい。
わたしの声に耳を傾けてくださるとは思えない。
20わたしが正しいと主張しているのに
口をもって背いたことにされる。
無垢なのに、曲がった者とされる。
32このように、人間ともいえないような者だが
わたしはなお、あの方に言い返したい。
あの方と共に裁きの座に出ることができるなら
33あの方とわたしの間を調停してくれる者
仲裁する者がいるなら
35恐れることなくわたしは宣言するだろう
わたしは正当に扱われていない、と。

 私は正当に扱われていない、ヨブは強く語っています。
ところで、正当に扱われていると感じる、世の中の会社に勤める人はどれくらいいるのでしょうか。
ある調査によると、会社の人事評価について満足している人の割合は19%で、満足していない人(41.3%)の半数以下で非常に少数ということがわかりました。
人事評価に満足するのは2割以下で、多くの人は満足していません。ということは、自分が正当に扱われていないということは、世の中的には普通にあることです。
 ただ、人事評価に満足な人は、職場の満足度(85.1%)も高く、人事評価に納得感のない人は職場の満足度も低い(17.4%)という傾向があります。
人事評価に「何故不満なのか」のベスト3は、「評価結果に納得感がない」55.9%「評価者が信用できない」39.7%「評価理由に納得感がない」38.9%となり、第2位に評価者が信用できないとあります。
 はたして、ヨブの神様への信頼はいかに・・・。

<参考資料>カオナビHRテクノロジー総研調査レポート


コヘレトの言葉4章

9ひとりよりもふたりが良い。
共に労苦すれば、その報いは良い。
10倒れれば、ひとりがその友を助け起こす。
倒れても起こしてくれる友のない人は不幸だ。
12ひとりが攻められれば、ふたりでこれに対する。
三つよりの糸は切れにくい。

 この箇所は、夫婦の恵みのこととして語られることが多いですが、世の中のご夫婦の実態はどうなのでしょうか?

 あるアンケートデータによると、夫婦の満足度や円満度を「うるおい」として、100点満点で点数をつけてもらったところ、平均は65.4点でした。
結婚当初(79.4点)より約14点低下となっています。
この「うるおい度」が高い夫婦がやっていることは「できるだけ会話」「夫婦で食事や旅行に出かける」ことだそうです。介護と子育てに振り回されている我が家はちょっと黄色信号です。ちなみに、うるおいが足りないものとして「財布の中身」「肌」「ひざとかかと」があがっていました。

 聖書では、ふたりでいることのメリットが記載されていますが、「三つよりの糸」の話が突然でてきます。これは二人に神様が加わって3つよりとなるそうです。2人もよいですが、さらに神様と共に歩む人生はより強固です。

<参考資料>夫婦に関する意識調査 

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