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なんと頑固で、愚かなことか:聖書をめぐる旅 7/17


7/17(日)
 人間の考えを変えることは、本当に大変なのだと思います。
神様の警告を聞いて、やめられないとしたなら、誰の警告だったら人間は行動を変えるのでしょうか?ホセアの人生はある意味、人のふりを見て我がふりに気付いてほしいという神様の知恵だと思います。

ホセア書13章

4「わたしだけが神であり、あなたの主だ。
そのことは、エジプトからあなたを連れ出した時から、
ずっと変わらない。
わたしのほかに神はいない。
わたしのほかに救い主はいない。
13イスラエルは、新生の機会が与えられているのに、
母親の胎から出ようとしない子どものようだ。
なんと頑固で、愚かなことか。
14わたしは身代金を払って
イスラエルを地獄から救い出そうか。
死から買い戻そうか。
死よ、その恐ろしさをイスラエルに存分に味わわせよ。
墓よ、その災いをはっきりと示せ。
わたしはもうあわれまない。

ホセア書14章

1イスラエルよ、あなたの神、主のところに帰りなさい。
あなたは自分の罪によってたたきのめされたのだから。
主よ、みなしごは、あなたの中にしか、
あわれみを見つけることができないのです。」
8エフライムよ、偶像から離れよ。
わたしは生きていて、力強い。
わたしがあなたの世話をし、面倒を見る。
わたしは常磐木のように、
一年中、あなたのために実をむすぶ。
わたしのあわれみは決して絶えることがない。」
9賢い者はみな、これらのことを悟りなさい。
知恵のある者はみな、聞きなさい。
主の道は真実で正しく、良い人はその道を歩みます。
しかし罪人は、その道を歩こうとして失敗します。

 ホセア書を読むとイスラエルの歴史は、エジプトから救ってもらった
神様に背を向け、偶像や、周囲の国々に助けを求め続ける歩みです。
そして、その先にあることを神様が忠告し続けていますが、まったく聞く耳を持ちません。
神様が人間に理解しやすいように、言葉だけでなく預言者ホセアの
人生を通して語っておられます。姦淫するとわかっていて妻と結婚したホセア、他の男の子どもを宿し出ていった妻、そしてその妻を待っているホセア。
 この戦いは血肉によるものではない、と聖書にあります。
表面上の出来事の背景に霊的な力が働いているように思います。真の神様から、目を背けさせようとする力がイスラエルに強力に働き、イスラエルのアイデンティティを破壊しようとしています。
神の民としてのアイデンティティを失い、偶像に従い、実際には悪魔に仕えていることを神様は大きな声で指摘しています。
アイデンティティを失った北イスラエルは、滅びてしまいます。
私たちの目に見える世界と、その背後にある霊の世界、すべてを治めておられる主に目をむけて歩みたいです。

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