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スクフェスリトリート2023に行ってきました!!

 各地のスクラムカンファレンスのオーガナイザーの交流会であるリトリートに行ってきました。去年に続き2回目の参加。今年も素晴らしい体験だったので共有させてください!

過ごし方は、その場にいる人がそこで決める

 全5日のうち、僕が参加したのは2日間。土日を含む後半戦で人が増える感じです。前半は仕事をしながら、交流会のみの参加の人も居ます。話したい人と話したり、皆で登壇を見たり、ご飯を食べたり、みんな、穏やかな時間を過ごしていました。

シンプルに、そこに居ることを楽しむ

 「ただ、居る」ということを互いが認めている感じがあります。ひとりで部屋にいてもいいし、話したい人と話してもいいし、みんなの中で誰とも話さなくてもいいし。もちろん干渉されることもないし、全くストレスがない距離感でした。

話者の関心に寄り添って聴く

 話の中で「こうしたほうがいい」的な押しつけはなかったし、「こんなふうに見えたけど」というフィードバック。話をかぶせない、話を受けて返す。話し手の関心に寄り添ってを深める。聴くということが自然にできている場だったです。


そんな中でお話できた具体トピックをいくつか。

天野くんがパーソナルコーチを学びに行っている話

 今までコーチングをやってきたけど、体系的に学ぶことで、スキルを意識して使い分けられるようになったそのこと。クライアントが脱線した際、自身への問いが抱えきれれなくてスタックしてしまっているときに、視点を変えるような切り口での問いかけを使うことができるようになり、結果的にクライアントと共有できる情報の質・量ともに向上したとのこと。
 そこから広がって、ケアとコーチの話もできた。タフな環境は成長できるけど、自身のメンタルが正常なとき。成長を望みすぎて、タフな環境に居続けることで、気づけは異常に陥ってしまうこともあるよね、っていう話になりました。異常の状態に入ると正常か異常かの判断も自身ではできなくなってしまうので、タフな環境にいるときには、自身の状態を誰かにチェックしてもらうことを心がけたほうが良さそう、そして、コーチの前にケアが必要なら、そうする。休むときには休むって話をした。素晴らしい

Emiさんが文化人類学をワークショップを受けてきた話

 メッシュワーク主催のワークショップで「画面の向こうに広がるベトナムの人々の暮らしと「働く」」というテーマで参与観察を体験してきたEmiさんに感想を聞かせてもらいました。
 やってきたことはシンプルに、「問いを重ねる、尖らせる」ということ。過去にどんな問いを持って、新しい情報に触れる中で、との問いへの考えがどのように変わってきたのか、に向き合ってきた半年間だったとのこと。最初は画面越しでいろんなフィルターを介して見えていた相手が、実際に現地で対話する中で見え方が変わり、最後は自身のフィルターを外して向き合うことが更に見え方が変わった話は、ある意味自分に向き合うような体験に聞こえて、迫るものがありました。
 話の中で、参与観察とコーチングって似ているようだけど、どこが違うのだろうか、という話題に転がり、「問いが向いている方向が違う」という気づきを共有してもらいました。参与観察は自分のフィルターをいかに識別できるかが重要なので問いの方向が自分に向いているのに対して、コーチングは相手の変化を期待するので、問いは相手に向いている。参与観察は相手への変化を期待しないし、変化を起こしてはいけない。
 そこから、変化を望まない相手に対して、変化を強要することはしない。しかし、コーチとしての自身のリクエストとして、行動変容を提案することはそれとは別の話だね、っていう結論に落ち着いて、「相変わらず練度高いなー」ってなりました。
 Emiさんのワークショップ体験の詳細はスクフェス大阪にプロポーザルが出ているので、興味ある方はLikeお願いします!!

https://meshwork.jp/1855f23124b64511b4948bb5794ee5e2


自分の中で何が起こっているのかを問われた話

 こばせさんとかほか何人かから「こんのさん、いまもやっている感じがしたけど、何が起こっているの??」と聞かれて、いくつかフィードバックをもらうことができたので、その点も書いておこうと思います。

自分の疑問に素直に向き合っていないように見えるなぁ。やらないといけないことを勝手に設定して、素直な気持ちから逃げているような気もする。自分が見たい言葉だけを選んで、視野を狭めているような気持ち。っていうような話をしました。

 Akiさんと大和さんからは「ふだんのときにふりかえって、自分がだめになるときのパターンを知っておくことは大事だよね」っていう話をしてもらいました。ほんとに駄目で迂回しないといけない状態なのか、だめな状態から抜け出して上向きになりかけていてもうひと踏ん張り耐えてみたほうがいいのか、の判断をつけられるのは有用だよねっていう話でした。これ、上での天野くんと話したことを、また別の表現で言ってくれているような気もして、面白いなぁと思って考えていました。具体的なプラクティスまでは伺う時間がなかったので、機会を見つけてぜひ聞きたい!!!

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