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FREEE紫陽花

 六月紫陽花の季節がやってきた。知らない誰かの家の庭を照らすかのように、その紫陽花はしずかに咲いていた。こんなに綺麗なものがタダでみれて、美しいと感じられて幸せだ。そこに咲いていてくれて、ありがとうと言いたい。
紫陽花は、花の集合体のようだ。まるでミニマムな宇宙。花を下から見上げると建物のようで、私はコロボックルになった様な気がした。この感じはまさに、センス・オブ・ワンダー。この小さなつぼみ達は開花の時を待ちわびている。思わず、愛情を注がずにはいられなくなる。
日本人は小さくて可愛いものがすきだ。ちびまる子ちゃん、クレヨンしんちゃん、ドラえもんetc。ちいさいな者達が頑張っていると応援したくなるから、TVの「はじめてのおつかい」はあんなに人気なのかもしれない。

 きょうも紫陽花の花がワシャワシャと風に揺れている。その可憐な姿になぐさめられた。


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