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VSのん

また負けた。のん主演の「この世界の片隅に」を見て泣いてしまった。これで泣くの何回目だろう?

 この映画は戦時中に18才で広島に嫁いだ少女「すず」の物語だ。戦時中に物が無い中でも、家族の為に食卓を豊かに彩ろうと創意工夫する。こんなシーンがあった。足の悪いお母さんが、家の中で瓶の中に入れた米を棒で精米している。好きだな、こうゆうの。主婦のネットワークで知った、武将の楠木正成が食べたと言われる楠公飯(なんこうめし)に挑戦してみると色が茶色い。腹は膨れそうだが、まずそうだ。食べれそうな野草を摘み味噌汁に入れてみたりする。ずっと見ていると劇中のレシピを試したくなる。

 ふつうの暮らしを守る為に奮闘する、すず役の「のん」の演技にほっこりしたかと思えば、戦争の悲惨な光景を目の当たりにし感情を剥き出しで叫ぶ姿に震えた。今日は泣かないで見ようとしたが、最後の台詞でまた号泣してしまった。

「この世界の片隅に私を見つけてくれてありがとう」

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