オーストラリア旅行記(2)羽田からブリスベンへ
4月2日(日)
羽田21時05分発のカンタス航空(QF)62便でブリスベンBrisbaneへ向かう。
海外旅行は2016年に壱岐・対馬経由で韓国に渡り、東海から境港まで船で戻って以来7年ぶり。2017年に更新した今のパスポートは、初めて使うことになる(身分証明のために使ったことはあるが)。
家にいても落ち着かないので、18時過ぎには羽田に着き、WiFiルータを借り、荷物を預け(チェックインはオンライン)、夕食を取り、出国手続きを済ませる。7年経つといろんなことが変わっており、荷物預けも出国手続きも、ほぼ人を介さずにスムーズに進む。その都度、読み取り機へのパスポートの置き方では戸惑ったけれども。
出国手続き後、売店で飲み物とお菓子を購入し、クレジットカードのタッチ決済を試してみる。オーストラリアはキャッシュレス化が進んでおり、特にタッチ決済が一般的とのこと。手元のカードを見ると、PayPayカードだけがタッチ決済対応だったので、これを使ってみることにする。無事に決済は完了し、PayPayを使った時と同じように、スマートフォンに通知が届いた。これでオーストラリアでも大丈夫だろう。
搭乗口前の待合室で読書等。少しずつ集まってくる乗客は、オーストラリア人が多いようだ。男女とも、ラグビー選手のような感じである。この頃の日本は、ほとんどの人がまだマスクをしていたが、オーストラリア人がしていないのはともかく、航空会社の職員にもマスクなしの人がいたのには、海外の香りを感じた。
それにしても、時々流れる案内等の放送の、英語の方の内容がほぼわからない。もともと英語が得意ではない私は、これまで行った韓国や東南アジアでは何とか乗り切っていたが、今回は初めての英語圏の国。かつ、海外へ行かない7年で、ますます英語力は低下している。ほんとに大丈夫だろうか。
そうこうするうちに搭乗。2列座席の窓側を予約したが、通路側は空席でよかった。近くにはオーストラリア人のグループ。前列は日本人の老夫婦。客室乗務員に日本人はおらず、でっぷりとしたおっさん乗務員が、日本語で放送する。どの飛行機でも言うようなことは問題ないが、そうでない、即ち大事なところは日本語でもよく聞き取れない。
とまあ、出国手続き以降は徐々に高まって来た海外気分だが、飛行機が出発すると、離陸まではいつもの国内線と同じように、滑走路に向ってのろのろと進んでいく。なんだか帰国したような気分である。
離陸した飛行機は、一路南を目指し、しばらくすると夕食になる。座席のモニタに表示できるメニューによると、
グリルチキンのプラムソースにしめじ、ブロッコリ、黒胡麻を載せた白飯を添えて
温かいロールパン
チョコレートブラウニー
である。選択肢は「プラントベースダイニング―フジッリパスタのほうれん草、トマトマッシュルームソース」と「豚の角煮のマスタードソースかけ マッシュポテトとブロッコリ添え」。
お腹をいっぱいにして寝る。
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