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第29話 パクチーの香りはいかに?「世界のカップヌードル トムヤムクン」

世界三大スープというものがある。『三大』としてトップ3を紹介するというのはよくある。しかし、この世界三大スープは一味違う。なぜかというと、三大スープと言いながら4つあるらしい。なぜ四大スープにしてしまわないのかよくわからないが、他の3つは『ふかひれスープ』『ボルシチ』『ブイヤベース』とのことだ。もちろんどれもきちんとした店で食したことがない。

まあそれは良いとして、今日はその三大スープの一つから、世界のカップヌードルから『世界三大スープ パクチー香るトムヤムクン』を食べてみたい。

だが、ひとつ気になることがある。トムヤムクンに入れる香味野菜の一つ『パクチー』を初めて食べた時の衝撃を忘れない。「こ、これは・・・カメムシか・・・?」


世界中にはいろんな旨いものがあるが、そのお国のものオリジナルが口に合うわけではないのも確かだろう。いろいろな多国籍の料理を幅広く食べる経験がない僕にとってはなおのことだ。パクチーを「うまい」と食べる感覚は僕には育っていない。だから外国料理と言っても、無難なところの日本人向けの商品のほうが安心なのである。

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そんなわけで国内で発売されているトムヤムクン鍋の素を使った料理を食べて、一応知ったつもりになっている。すっぱ辛いのと、エスニック料理の香辛料のパンチは結構好きだ。この『トムヤムクン カップヌードル』はどうだろうか。パクチーがどう料理されているのだろうか。

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さて開封。いつものカップヌードルシリーズ同様、中に小袋はついていない。フタの上に貼りつけられた「トムヤムペースト」のみだ。さっそくお湯を注いで3分待つ。

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ふたを開けさっそく麵をほぐす。香りはそれほど強くない。トムヤムペーストを入れる前に一口味見をしてみる。エスニックな風味が口いっぱいに広がる。もうすでにトムヤムクンだ。ではトムヤムペーストを入れる。ペーストと言っても量は少なく、固形物を含んだオイルという感じで、いうなれば”たべるラー油”の感じだ。それではこのトムヤムペーストを混ぜて食べてみる。

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さっきよりもすっぱ辛さが数段際立ち、よりトムヤムクンになった。
乳白色のスープには様々な色のハーブやスパイスが浮き、さらりと口の中に行きわたる。このすっぱ辛さの中に、まろやかでフルーティさを感じさせるココナッツミルクが妙にマッチしている。もちろんカップヌードルの麺ともよく合い、あっさりとしていながら深いうまみを感じることができる。

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ところで問題のパクチーだ。カップヌードルを食べている間にはほぼ全くパクチー感を感じなかった。スープをすするとほのかにパクチーの感じがした。なるほど、この程度のパクチー感ならエスニックな感じでよいかもしれない。
今日もNsステーションで食べたのだが、「もしカメムシくさかったら・・・どうしよう」と心配していたが、その心配は無用。おいしくいただきました。
それにしても僕のイメージで「すっぱいもの=体に良いもの」みたいな感じがあって、何の抵抗もなくスープを飲み干すのであった。

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